法学部の期末試験の勉強法をご紹介します。暗記で乗り切れる?

「もう少しで期末試験だけど、法律試験の対策の仕方がわからない」

「とにかく時間がない。何から始めればいいのだろうか」

「期末試験は論文式試験らしい。論文の書き方が分からない」

今回は、法学部の期末試験の勉強法について解説させて頂きます。法学部は、出席不要で、評価は試験のみというところが多いです。

普段は楽だが、期末試験の時期には大変になるのが法学部です。筆者も法学部生の時に、試験直前になり焦っていたことをよく覚えています。

法学部の成績評価は、ほぼ100%試験の結果

また、法学部の成績評価は、ほぼ100%試験の結果ですよね。授業にきちんと出席した方も、全く出席してこなかった方も、成績は、試験の結果次第です。フェアと言えばフェアですが、一回勝負のため不安にもなりますよね。

そこで、今回は、法学部の期末試験の乗り切る方法や勉強法について解説させて頂きます。

本記事を読めば、

①法学部の期末試験の対策

②法学部の勉強法


③暗記で乗り切れるのか

が分かります。

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真っ先に情報収集を‼︎

法学部の期末試験は、論文式試験が基本ですが、出題傾向などは問題を作成する教授によって大きく異なります。勉強に自信がある方も情報収集をするようにしましょう!!

期末試験対策で最も重要な事は、情報の収集です。情報収集をどれだけ適切に出来るかで、単位が取れるか、上位の成績が取れるかが変わると言っても過言ではありません。

講義資料の収集

試験対策で最も大切なことは、講義資料の収集です。試験は、講義内容を踏まえて出題されますので、まずは、講義資料を収集して講義の内容を把握しましょう。ここで遺漏なく資料を収集しているか否かで単位を取れるかどうかも決まると言っても過言ではありません。

友人に声をかけて資料の収集に協力してもら

講義資料の収集の方法としては、まずは友人に声をかけて資料の収集に協力してもらいましょう。お互いに持っている資料を交換し合うと良いでしょう。

また、過去問に関する情報もかき集めましょう。出題の形式などは、教授によって癖があったり、特定のテーマを毎年出題している教授も珍しくありません。先輩にお願いするなどして、過去問に関する情報も出来るだけ集めましょう。

また、大学によっては、過去問集が存在するようです。そのような情報を入手したら、周りの友人に聞いてみても良いでしょう。

期末試験対策は情報戦です。どれだけ迅速に情報を収集出来るかがポイントとなります。普段から情報収集に努めましょう。

勉強会などで情報収集

講義の中で、教授が試験について話していることがあります。たとえば、出題形式や配点や「この判例については必ず出題する」等を講義の中で話していることがあります。授業に出ていないと入手できない情報です。すべての講義に出席できていない人は、出席していた友人に声をかけて、確認しておきましょう。

筆者も学部時代に、あまり関わりのない人にも頭を下げて、講義レジュメや過去問の情報を教えてもらったりしていました。

・講義レジュメや過去問尾情報を収集する

暗記で乗り切れる?

よくある質問として、法学部の期末試験は暗記で乗り切れるのか?という質問があります。

試験の形式にもよるかと思います。例えば、マーク式試験の場合は、有る程度暗記するだけでも乗り切ることが出来るでしょう。

しかし、多くの大学では、法学部の期末試験は、論文式試験だと思います。

論文式試験の場合、「暗記で乗り切れるか?」に対する答えは否だと思います。暗記をしなければならないこともありますが、いくら暗記したとしても理解が出来ていないので有れば、単位取得することは難しいでしょう。

筆者も暗記で詰め込んで、徹夜で民法の試験に挑んだことがありますが、全く頭が回らず、かつ、理解もしていないので、単位を落としてしまったことがあります。

また、法学部の期末試験は、基本的に論文式試験のため、暗記がそのまま得点に直結するものではありません。

遠回りと思われるかもしれませんが、理解を優先して勉強をしていきましょう。

法律の試験は暗記で乗り切れないことを認識し、出来るだけ早く試験対策に着手する必要があることを理解しておきましょう。他の学部の友人と合わせていると、時間が足りないという事態になります。

法学部の期末試験の対策

続いて法学部の期末試験の対策について具体的に話して行きたいと思います。

予備校の無料講座も余裕があれば

予備校の無料講座を利用するのも一つの手です。特に、オンライン予備校は無料講義を揃えているので、一回試してみると良いと思います。

無料講義を配信している予備校はいくつかありますが、おすすめはアガルートアカデミーです。

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答案の書き方の作法を知っておこう

法律科目の論文試験には書き方の作法があります。法的三段論法と呼ばれるものです。この法的三段論法を踏まえた論述を出来ているかどうかで答案の出来栄えはもちろん、評価にも関わってきます。

また、どの試験にも共通することですが、設問をきちんと読みましょう。そして、問われていることに答えるようにしましょう。

答案の書き方の作法を知らないと、知識はあるのに得点が取れないということになりかねません。せっかくの知識を得点に繋げるためにも、法律答案の書き方を心得ておきましょう。

論文式試験の対策については以下の記事で解説しています。司法試験予備試験受験生向けの記事だけど、法学部生にも参考になるはずです!

法的三段論法とは?

法的三段論法とは、一般的に、「大前提(=解釈)」に「小前提(=事実認定)」を当てはめて結論を導くというものと言われいます。法律の答案で考えると、ここで、大前提とは、いわゆる規範のことです。そして、小前提とは、問題文で与えられている事実のことです。

法的三段論法は、法学部の試験では、当然の前提となっている論述の方法です。法的三段論法に沿わない答案は高評価を獲得するのは難しいでしょう。

法的三段論法を踏まえた答案の型をご紹介しておきます。

法的三段論法の流れ

①問題提起
条文解釈上の問題、文理解釈などの問題意識を示す。
②規範定立
問題の解決基準(規範)を示す。理由付けも行う。
③あてはめ
定立した規範を事案にあてはめる
④結論
あてはめの結果。問題提起に対する結論を示す。

となります。この法的三段論法に従い、答案を作成することが法律答案の大切な作法の一つとなります。法的三段論法を意識して答案を作成することができるようにしておきましょう。

法律の答案のうち「規範定立」は型がある程度決まっている

法律の答案のうち「規範定立」は型がある程度決まっているため、事前に対策をすることで対応することができます。

司法試験受験生の中では、当たり前の事実ですが、この「規範定立」のみを一冊に纏めた教材があります。それは「論証集」です。その名の通り、法律の答案の「論証」例を集めたものになります。これを使って対策をすれば、ある程度の論述が可能となります。「規範定立」と言われてもピンときていない方は、まずは、「論証集」を確認してみても良いかもしれません

また、「論証集」は、法律試験の対策のための教材です。従って、「論証集」を出版しているのは、司法試験対策のプロである司法試験予備校です。司法試験対策のプロが作った論証のため、安心して使用することができます。

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期末試験当日の留意点

試験前に必ず持ち物を確認しましょう。多くの大学では、持ち込める教材は、六法のみだと思いますが、授業によっては、指定された資料を持ち込めることがあります。事前に持ち込めるものは何なのか確認するようにしましょう。

また、「六法」も、書き込みのない六法と指定されていることが多いかと思います。うっかり、書き込みのある六法を持ち込んでしまった場合、失格となってしまいますので、注意をしましょう。普段から勉強用の六法と、試験に持ち込む用の六法を分けて使っておくと良いかもしれません。

期末試験当日、試験が始まったら、配点と設問を必ず確認するようにしましょう。配点の表示があるかどうかは、作問者にもよるかと重いますが、表示されていればラッキーです。配点を考慮して、検討時間や起案の時間の配分を考えましょう

また、試験時間に気をつけてください。普段から、答案を作成していない方にとって、答案を作成することはかなり難しいことだと思います。起案する時間に相当時間がかかるものと考えて、答案構成の時間に長くかけすぎないように気をつけましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。今回は、法学部の期末試験の勉強法についてご紹介させて頂きました。

法学部の場合、成績が期末試験一本で決まることも多く、期末試験の重要性は他の学部よりも高いといえます。また、論文式で問われることが多く、対策の仕方も難しく、直前に焦っている法学部生も多いかと思います。

期末試験の対策は、早く手を打つことがなによりも大切です。本記事でご紹介した方法を実行して、期末試験を乗り換えてください。

効率よく学習したいという方は、法書ログ(会員限定の法律書籍の口コミサイトです。)に投稿された口コミを参考に、読者からの評価の高い書籍を利用して勉強の効率を高めてみると良いでしょう。

・法学部の期末試験は、他の学部よりも長くかかる。
・真っ先に情報収集を
・とにかく早く対策に着手する。

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