【2024年】名大ロー入試対策|合格者インタビュー#16【既修者試験】

名古屋大学法科大学院の既修者入試を受けたいと思うんだけど、合格者はどんな勉強をしているのだろう。

合格者のお話はめちゃくちゃ参考になります。

私は関西の私立大学法学部出身です。

司法試験に向けた本格的な勉強を始めたのは2回生の春で、伊藤塾に入塾しました。

既修者試験を受験しました。

もちろん、大学院別の司法試験合格率でも安定して上位である点なども魅力ですが、単純に私の地元が名古屋である点が一番大きいです。

無事に進級できれば入学から司法試験まで最短１年半のため、環境の変化で勉強時間や生活リズムの安定性を確保できないことを避けたいと考えました。そこで、慣れ親しんだ土地で勉強したいと考えて名大ローの受験を決めました。

私はかなり怠惰な性格で勉強がかなり遅れていたので、他の受験校も含めて過去問対策はほとんど行うことができませんでした。

そのため、本格的な受験勉強を開始した4回生の春から受験直前まで、市販の問題集や予備試験の過去問を解く中でいわゆるAランク論点や重要事項の理解を深める勉強をしていました。

また、あくまで私個人の受験戦略ですが、名大の語句説明問題は全て白紙覚悟で対策はせず、事例問題の勉強にだけ集中しました。実際の受験でも行政法以外は白紙でしたが、事例問題で最低限の論点を理解して論述することができれば十分合格レベルだと思います（名大H Pで確認していただければわかるように、合格最低点は例年全く高くありません）。

2回生の春から伊藤塾の塾長コースを受講しています。基礎マスター（いわゆる基礎講座）を1年程で受講し、3回生から受験までは問題研究（論文講座）の受講を進めました。

個人的には民法だけが難しく感じました。

設問１は試験直前に偶然勉強していた論点だったので書けましたが、設問２は白紙で提出しています。その他の憲法、行政法、会社法、刑法は典型的な論点だったと思います。

特に会社法は数年前の過去問とほとんど同じ内容を問われていたので、過去問を対策していた人にとってはかなり易しい問題だったのではないでしょうか。

どの大学でも共通することですが、慣れない試験会場で迷うといけないので、試験会場やトイレ、自販機の場所を確認しておくと良いと思います。建物の暖房も十分効いており、その他に困ることは特にありませんでした。

私は運良く名大に合格することができましたが、学部の成績は法曹志望者の中ではかなり悪く、その上受験勉強もかなり遅れていました。そのため、基礎事項の緻密な理解や応用力といった点では最上位校に合格するような他の受験生たちに遠く及びません。

しかし、名大の入試で問われているのは基礎・基本であり、大学の授業や基本書での学習で十分合格できると考えています。受験前になると不安な気持ちでいっぱいになるかもしれませんが、「合格最低ラインは全然高くない」と心を落ち着かせ、頑張ってください！

ぽーるぽるとさん、この度は合格者インタビューにご協力下さりありがとうございました！