皆さん、かもっちです。
今回は、九州大学法科大学院の基本情報や魅力、おすすめポイントについてまとめました。
魅力は教育内容やカリキュラム上の強み、おすすめポイントは教育の質や環境について言及しました。ロースクール選びの参考にしてください。
この記事の概要
・九州大学法科大学院の基本情報について知りたい
・九州大学法科大学院の魅力について知りたい
・九州大学法科大学院のおすすめポイントについて知りたい
目次
九州大学法科大学院の基本情報
入学定員・収容定員・在籍者数
九州大学法科大学院の入学定員と収容定員、現在の在籍者数は次の通りです。
入学定員 | 45名(一般選抜30名、特別選抜15名) |
収容定員 | 1学年45名(法学未修者コース15名、法学既修者コース30名) |
在籍者数 | 106名(うち女性39名) |
参考:九州大学法科大学院「入試情報」「基本情報」
入学金・授業料
九州大学法科大学院の入学金や授業料など(2024年度入学生)は次の通りです。
学費 |
入学料 | 28万2,000円(2024年度) |
授業料 | 80万4,000円(2024年度・年額) |
九州大学法科大学院「学生募集要項・学費・経済支援」
所在地
引用:九州大学法科大学院「アクセス」
九州大学法科大学院は、商業施設「六本松421」(福岡市中央区六本松4-2-_)の3階にあります。福岡市営地下鉄七隈線六本松駅を出てすぐの好アクセスです。
司法試験合格率
九州大学法科大学院の2024年司法試験の合格率と合格者数は次の通りです。
受験者数 | 最終合格者数 | 合格率 |
107名 | 37名 | 34.58% |
参考:法務省「令和6年司法試験法科大学院等合格者数等」
九州大学法科大学院の魅力
魅力①:少人数による双方向・多方向教育を受けられる
九州大学法科大学院では参加型授業の実現と体系的知識の構築を教育目的に据えていることから、少人数による双方向・多方向教育を受けられます。
同大学院は具体的に、判例を参照にしながら、具体的事案の解決を考えるプロブレム・メソッドを採用。プロブレム・メソッドを採用した講義の受講を通じて、実践的な法的知識を身につけられます。
魅力②:段階的・発展的な教育プログラムを受けられる
九州大学法科大学院では、段階的・発展的な教育プログラムを受けられます。
同大学院は具体的に、法律基本科目と司法試験の選択科目について、「基礎科目→応用科目→総合演習」の3段階モデルを導入。発展的な学修プロセスのもとで、じっくりと基礎学修や応用・専門学修に向き合えます。
魅力③:学際的視点を注入した指導を受けられる
九州大学法科大学院では、法学の枠にとらわれない、学際的視点を注入した指導を受けられます。
学際的視点とは、研究や事業が複数の学問部門にまたがっている視点のことです。単一の学問分野のみでの対処が難しい実践的問題を処理するうえで重要とされています。
同大学院は、法曹が社会で実際に活用する場面で有益に作用する分析視角を提供するという形で種々の授業に学際的視点を注入したうえで、カリキュラム編成に組み込んでいます。
魅力④:法科大学院公的支援見直し強化・加算プログラムに基づく教育を受けられる
九州大学法科大学院では、文部科学省の「法科大学院公的支援見直し強化・加算プログラム」に基づく教育を受けられます。
法科大学院公的支援見直し強化・加算プログラムは、各法科大学院の教育理念や課題、強みなどの特徴に応じた体系的・統計的な取り組みの促進を目的とした予算措置です。2024年度から2028年度にかけては32の国公立・私立大学が選ばれています。同プログラムに選ばれた法科大学院は、文科省による予算措置のもとで、充実した教育カリキュラムを提供可能です。
九州大学法科大学院では、同プログラムに基づいて予算年度期間内に次のような取り組みを進めるとしています。
- 法律基本科目における早期の論述能力の涵養
- 法曹コースと連携した継続的な論述能力の涵養
- 未修者の着実な基礎力涵養
- 金沢大学や千葉大学など、4大学単位互換科目の教育内容の充実
- 企業法務セミナーなどのリカレント教育
- 企業法務セミナーなどを通じた企業との連携
九州大学法科大学院のおすすめポイント
おすすめポイント①:充実した学修施設・設備を利用できる
九州大学法科大学院では、充実した学修施設・設備を利用できます。
代表的な施設が、施設内に設けられた学修室(学生の自修室)です。学修室は365日、6時から24時まで利用できます。
また、図書室には、「ぶんせき本」や「短答過去問パーフェクト」といった予備校本が最新年度版から過去年度版まで、網羅的にそろっています。
同大学院が充実しているのは、学修施設だけではありません。院生は「九州大学法科大学院教育研究支援システム」を利用し、「公的判例集データベース」や「法律文献総合INDEX」などのデータベースにログイン・利用できます。
おすすめポイント②:手厚い学修サポートを受けられる
九州大学法科大学院では、手厚い学修サポートを受けられます。
代表的なサポート制度が、専任教員によるチューター制度です。チューター制度では、日常的な就学指導をはじめ、就学相談や生活相談に乗ってもらえます。
サポート制度は、チューター制度だけではありません。同大学院は、障害のある学生から修学上の配慮・支援に関する相談を受けた場合、全学の相談窓口となるキャンパスライフ・健康支援センターなどと連携し、対応する体制を整えています。
おすすめポイント③:修了後も学修支援を受けられる
九州大学法科大学院では、法務研究員制度と呼ばれる制度のもとで、修了後も学修支援を受けられます。
法務研究員制度は、法科大学院を修了し、司法試験に合格するまでの5年間、法科大学院の施設や大学図書館などを利用できるよう、修了者に対して法務研究員の身分を付与するもの。
九州大学は旧帝国大学に区分されるものの、修了者全員が現役合格するわけではありません。その点、法務研究員制度は、司法試験の合格を目指す方にとってありがたい制度といえるでしょう。
おすすめポイント④:進級しやすい
九州大学法科大学院は進級しやすいのが特長です。
実際、同大学院のパンフレットによれば、未修1年次、既修1年次以降の留年率はともに約20〜25%とのことです。法科大学院の留年率は全体で3~4割程度とされるほか、50%を超える国立の法科大学院も少なくないため、九州大学法科大学院の留年率は相対的に低いといえるでしょう。
進級のしやすさは、司法試験の受験資格を得るうえで大きな魅力の1つです。また、社会人の方は継続して専門実践訓練教育訓練給付金を受給するうえで、進級のしやすさがアドバンテージとして働くでしょう。
まとめ
本記事では、九州大学法科大学院の基本情報や魅力、おすすめポイントについて説明しました。
上述の通り、九州大学法科大学院は、教育の内容や質、教育環境に優れた名門ロースクールです。九州大学法科大学院で法学を学べば、法曹になるための知識やスキルを磨けるでしょう。
本記事が、ロースクール選びの参考になれば幸いです。
九州大学法科大学院の口コミ・評判は、以下のサイトで確認できます!
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