【2024年】司法試験・予備試験受験生におすすめの判例集13冊と判例集の選び方のポイント

かもっち

皆さん、かもっちです。数ある記事の中から本記事をお選び頂きありがとうございます。

司法試験受験生、予備試験受験生の方々、おすすめの判例集をお探しですか。

あひるっぺ

おすすめの判例集が知りたいです。

かもっち

法書ログは、法律書籍専門の口コミサイトです。400件以上の口コミが投稿されています。

本記事では、当サイトに投稿された口コミを基に、司法試験受験生、予備試験受験生におすすめの判例集を紹介しているから、きっと参考になると思うぞ。

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\本記事を読めば分かること/

判例集の選び方のポイント

司法試験受験生におすすめの判例集

予備試験受験生におすすめの判例集

かもっち

司法試験受験生、予備試験受験生向けに出版されている判例集は沢山あります。定番の判例集といえば、「判例百選」シリーズですが、そのほかにも沢山ありますので、是非、この記事をご参考にしてください。

司法試験受験生、予備試験受験生向けの判例集の選び方のポイント

①解説の有無

判例集には様々なタイプがあり、多くの判例集は、編集者の解説が付いています。

他方で、事案と判旨のみが掲載されており、解説が掲載されていない判例集もあります。

解説があるか、ないかで、どちらもメリットとデメリットがあります。

解説付き判例集のメリット・デメリット

解説付き判例集のメリット解説付き判例集のデメリット
・解説があるため、判例の理解が深まる可能性が高い

・解説を読むことで、判例のみならず、周辺知識の学習ができることもある。
・解説がある分、1判例当たりの学習量が増える

・解説によっては、理解が難しく、余計に時間がかかる可能性もある

解説なし判例集のメリット・デメリット

解説なし判例集のメリット解説なし判例集のデメリット
・最も重要な事案と判旨の理解に集中できる

・解説がない分、1判例当たりの学習量が少ない
・解説がないため、判旨のみえは理解が難しいことがある

・解説がある分、1判例当たりの学習量が増える

解説付きの判例集の例

①判例百選

②判例インデックス

③重要判例50選

④判例50!(START UP)

②図解の有無

判例集の中には、判例の事案を図解にしたものがあります。判例集の事案は、一読して理解が難しいケースが少なくありません。

基本的には、判例集の事案を読んで、自分で図解を書いて、判旨を読むというステップになるかと思いますが、図解付きの判例集の場合、元から図解が掲載されているので、自分で図解を書く必要なく、事案を理解することが容易になります。

図解は、学習者がより特定のポイントを理解するのに役立ちます

また、判例集に図解があることで、図解を見返すだけで、判例の重要なポイントを思い出すことにも役立ちます。

さらに、図解があることで、判例集の美観が上がり、飽きずに使い続けることができるというメリットがあるかもしれません。

①図解のある判例集の例

②図解がない判例集の例

③掲載判例数の量

掲載判例数の量も、判例集を選ぶ際に考慮したいポイントです。

重要な判例は、膨大に存在します。どこまで手を広げて対策をするかは悩ましい点ではあります。

予備試験、司法試験の受験生としては、判例百選の掲載判例が一つの目安となります。

①掲載判例数が少ない判例集の例

②掲載判例数が多い判例集の例

④事案、判旨の量

事案及び判旨の量も、判例集選びの一つのポイントです。

判例集に掲載されている事案は、判例集の著書が、判例の理解のために必要な限度で抜粋、要約をしていることが多いです。

判例集には、「事案」の説明書きが少なく、事案の概要をつかみづらいこともあります。

他方で、判例の理解上不要な事実関係まで掲載されていることで、判例の重要なポイントの理解が難しくなることもあります。

以外に見落としがちな点ですが、事案及び判旨の量を確認しても良いかと思います。

事案、判旨の量が多い事案、判旨の量が少ない
メリット・事案の概要、判旨の全体がつかみやすく、理解が深まる・重要なポイントを効率よく学習することができる
デメリット・事案、判旨を読み、理解するのに時間がかかる
・重要ではない事案、判旨に時間をかけてしまうことも
・重要な点に絞って抜粋、要約されているため、理解が浅くなることも
・判例集への信頼が必要

司法試験、予備試験受験生におすすめの判例集

さて、ここからはおすすめの判例集をご紹介させて頂きます。

司法試験、予備試験受験生向けの判例集は、以下をご覧ください。

法書ログではジャンル別に法律書籍を掲載しています

法書ログは、法律書籍の口コミサイトです。

ジャンル別で法律書籍の情報を掲載しています。

基本書 – 法書ログ (hosyolog.com)

演習書 – 法書ログ (hosyolog.com)

参考書 – 法書ログ (hosyolog.com)

判例集 – 法書ログ (hosyolog.com)

判例百選シリーズ

法律学習の王道の判例集。判例集といえば、「判例百選」といわれるくらいメジャー中のメジャーです。

予備試験、司法試験受験生としては、判例百選に掲載されている判例は理解をしておきたいとされています。

したがって、最終的には、判例百選を学習することが多いかと思います。

しかし、科目によっては解説が難しいことも。

また、初学者の段階で判例百選の解説は難しいと感じることが多いでしょう。

目指すべき到達点ではありますが、取り入れるタイミングや科目には注意をしましょう

おすすめの判例百選

①刑事訴訟法の判例百選

②民事訴訟法の判例百選

③会社法の判例百選

判例百選の中でも評判の良い判例集は、「民事訴訟法」と「刑事訴訟法」です。

また、「会社法」の判例百選も人気が高いです。

この3科目は、問題なく利用しても良いかと思います。

判例50(START UP)シリーズ

これから司法試験、予備試験の対策を本格化していく方にお勧めなのが判例50START UPシリーズです。

「読み解きポイント」や「この判決が示したこと」などがあり、複雑・難解な事例も理解がしやすくなっています。

行政法の重要判例は50を優に超えて存在します。その中で選ばれた50個の判例は初学者にとってこれさえ押さえていればスタートラインには立てるという安心感につながります。また、判例の読み方を学ぶことができ、その後の判例学習の指針にもなります。

学部4年生

行政法判例はまずこれを押さえよう。 – 法書ログ (hosyolog.com)

行政判例ノート

行政法の判例集のおすすめの一冊です。

行政法は、判例の理解が重要な科目ですが、判例ノートは、事案と判旨の引用・抜粋が比較的長いため、判例の全体像を理解することができます。

そして、解説は、橋本先生が書かれており、学術的価値も高いです。

行政法で人気のサクハシの作者である橋本先生が手がける判例集です!行政法は判例百選で判例学習をする方がいますが、こちらの本は2色刷りで見やすく、また判例の掲載数も豊富です!
私が使用していたのは3版でしたが、ホームページの方で補遺として最新判例を補完してくれていたので不便なく使えました。

もっとも、先日第4版が出たそうです!コンパクトになってたそうなので必要最小限に判例掲載をとどめたのだと思います。もし物足りないとなった場合は百選をおすすめしますが、とにかくビジュアル面(読みやすさ)ではこちらをおすすめします。

百選に代わる判例集! – 法書ログ (hosyolog.com)

精読憲法判例

本書は、判決文の全文に加え、補足意見、反対意見を収録しています。

「判例百選」を含め多くの判例集は判決文の抜粋ですが、本書は、判決文の全文が掲載されています。

さらに、判決の文章単位、段落単位での分析も収録しており、司法判断の意義を把握するのに非常に有益です。特に、論理構造を理解することが判決の重要な考え方を読み解くのに不可欠な憲法では、その有用性が非常に高いかと思います。

このような解説は、しばしば使われる複雑で抽象的な判決文を解読するのに役立ち、他の判例集ではほとんど提供されていないものです。

判例刑法総論・判例刑法各論

判例刑法総論・判例刑法各論シリーズは、判例と判決文の要約で構成されているに過ぎません。

従って、判例解説を必要とする方にはお勧めできません

とはいえ、刑法の場合、判例解説を熟読するよりも、事件の毛色や判決文に深く目を通すことが不可欠であるというのが当サイトの考えです。

司法試験では、判例に類する事案、ストーリーが出題されることが多く、判例を意識した論述をするためには、判例とその結果(判旨)についての見識を持つことが不可欠です。

さらに、近年の司法試験では、理論的な側面がより強く要請されていますが、それでも、理論的な側面をケースバイケースで学ぶことは、司法試験受験生であれば重要度は高くないでしょう。

何よりもまず、判旨と事案を理解することが最重要です。

しかも、短答式試験ではマイナーな判例が出題される傾向にあり、この『判例集』には、目立たない一発勝負の判例が全体として1000以上網羅されています。

辞書的に使う判例集として、持っておいて損はないかと思います。

民法判例百選

民法の学習者には欠かせない一冊

最近の第8版では、著者が大幅に変更し、外観も新しくなっています。

判例解説の大部分は、民法改正の影響についても解説しています。

改正民法に対応しているため、問題なく使えます。また、百選Ⅱ(債権法)同様、旧法で勉強してきた人間への配慮か、改正により影響がある分野については解説中に「改正法」との記載がされ、改正点を詳細に説明してくれております。そのため、旧法から勉強している人間も安心して使えます。

もっとも、「私見」と評して少し無駄とも思える説明をしています(たとえば45事件)。そのような箇所は読み飛ばしても良いように思われます。

信頼の1冊 – 法書ログ (hosyolog.com)

超超定番の判例集であると思います。
問題を解いている中で判例が出てきて百選で調べると思います。その時に判例が百選自体に載っていなかったとしても右ページの解説部分で他の判例も合わせて解説をしており、そこで理解することもできています。
そのため約100判例しか載っていないとしても、解説も合わせるとかなりの量が載っているため勉強にかなり役立つと思います。
また解説はかなり踏み込んだものが多いように感じるので、理解しようとしてそれにこだわりすぎると沼にハマってしまうかなとかまいます。

定番の判例集 – 法書ログ (hosyolog.com)

最後に

いかがでしたでしょうか。

司法試験、予備試験受験生におすすめの判例集を紹介させて頂きました。

法律の勉強は非常に難しいです。

もし、判例百選を活用して効率的に司法試験や予備試験対策を進めたいとお考えなら、渡辺悠人講師の「判例百選スピード攻略講座」をぜひご検討ください。この講座は、重要判例を論述例の形で短時間で解説するもので、判例学習を効果的に進めることができます。

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