本日はおすすめの民法の入門書をご紹介させて頂きます。
民法といえば、「民法を制する者は、司法試験も制する」といわれるくらい重要な法律です。
重要な法律だからこそ、学習の入り口となる入門書も評判のよいものから始めたいですよね。
そんな方におすすめなのが『リーガルベイシス民法入門』です。
目次
民法の入門書の選び方
まずは、民法の入門書の選び方についてご紹介をしたいと思います。民法は、法律の勉強をするに当たって最も重要な法律と言っても過言ではありません。民法が苦手であると、他の科目の理解も難しいことがあります。
①平易な文章で書かれていること
まずは、入門書ですので、平易な文章で書かれているものを選ぶようにしましょう。入門書とされているのに、文章が難解なことも珍しくありません。
②図やイラストが使われていること
文章だけでは理解が難しいことがあります。出来るだけ、イラストや図表が使われている入門書にしましょう。手にとって開いて見て文字だけでやれば、やめときましょう。少なくとも、入門者向けではないかと思います。
③判例索引などが検索性に優れていること
入門書はこれから何回も読み返します。必要な情報に容易にアクセスできるようになっているか確認しておきましょう。判例索引が無かったり、目次が薄っぺらい場合には、避けた方が良いでしょう。
そして、上記①乃至③を満たし、おすすめの民法の入門書の一つが「リーガルベイシス民法入門」です。本当におすすめです。
リーガルベイシス民法入門の基本情報
『リーガルベイシス民法入門』の基本情報は、次のとおりです。
- 出版社 : 日本経済新聞出版; 第3版 (2019/2/9)
- 発売日 : 2019/2/9
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 776ページ
- ISBN-10 : 4532134900
- ISBN-13 : 978-4532134907
- 寸法 : 16 x 3.9 x 21.8 cm
法的素養が身につく
本書のレビューを読むと、法的素養というキーワードが使われています。本書は、民法の入門書という位置づけですが、法的思考などの法的素養も身につく書籍のようです。
当サイトに投稿された口コミを見ていきましょう。なお、当サイトの会員になれば、すべての口コミが読み放題となります。登録はこちらのリンク先からお願いします。
『法的素養が身につく良書』
民法の入門書は、潮見先生の書籍が有名だと思いますが、個人的にはこちらの道垣内弘人先生の書籍がおすすめです。なぜ法律が必要なのか、日本の法律の起源などから最新の電子決済に関する記述まで幅広くカバーしています。法律の考え方や、制度の立て付けの理解が進みます。これから法律を本格的に勉強していこうと思う方々に手にとっていただきたい一冊です。
また、道垣内弘人先生の説明は非常に分かりやすい。特に、例えを使った説明は、しっくりきました。例えば、本書では、「対抗要件」の説明の中で、対抗要件は、学生証のようなものであるとの説明があります。対抗要件は、初学のときは、なかなかイメージがし辛いもの。このようなイメージを持ちづらい概念について、本書では、例えを使うなどして、非常にわかりやすく解説されています。
民法の入門書といえば、潮見先生の書籍が有名ですよね。
実はあまり知られていない
『法的素養と民法の基礎知識が身につく』
あまり知られていない民法の入門書ですが、初学の方に是非読んで頂きたい一冊です。論点というより、民法の立て付けや制度趣旨の説明が詳細になっています。コラムでは、実務的な問題も解説されているので、一通り勉強された方が、総復習するに使うのもありだと思います。
あくまでも入門書
高評価のレビューが多いですが、本書はあくまでも入門書です。そのため、本書だけで民法の学ぶべき点が網羅させているわけではありません。また、入門書ですが、776ページあるため、通読するのは大変かもしれません。しかし、レビューでも触れられているように、わかりやすい例示がされていたり、関心を持って読み進めることができる内容となっており、ページ数の割には、通読しやすい書籍ではあると思います。
確かに、766ページは、ちょっと分量が多いと感じるかもしれません…
しかし、内容は、本当に読みやすいと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、当サイトに投稿された口コミを踏まえて、おすすめの民法の入門書である『リーガルベイシス民法入門』をご紹介させて頂きました。これから民法を勉強される方、民法を学びなおしたい方には非常におすすめの書籍となります。