皆さん、かもっちです。数ある記事の中から本記事をお選び頂きありがとうございます。
本記事では、会社法の基本書をお探しの方に、口コミから得たおすすめの書籍をご紹介。
会社法のおすすめの書籍が知りたいです。
法書ログは、法律書籍専門の口コミサイトです。400件以上の口コミが投稿されています。
本記事では、当サイトに投稿された口コミを基に、おすすめの会社法の基本書を紹介しているから、きっと参考になると思うぞ。
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\本記事を読めば分かること/
・会社法のおすすめの基本書5選
・お勧めの基本書の厳選口コミ
法書ログでは、過去に、憲法のおすすめの書籍(基本書、判例集、演習書、参考書)に関する記事や、民事訴訟法のおすすめの基本書の記事などの記事を公開しています。是非、合わせて参考にしてみてください。
目次
会社法の基本書の選び方
会社法の学習において、基本書の選び方は非常に重要です。基本書は、法律の基本原則から各論点までを体系的に学ぶための重要なツールです。しかし、膨大な数の基本書の中から自分に合った一冊を選ぶのは簡単ではありません。本記事では、会社法の基本書の選び方について、ポイントを交えながら解説します。
基本書のタイプ
基本書には、大きく分けて「教科書(薄めの基本書)」と「詳細書(分厚い基本書)」の2種類があります。教科書は、初心者向けにわかりやすく書かれており、法律の基礎を学ぶのに適しています。
一方、詳細書は、より深い理解を求める中・上級者向けで、具体的な事例や判例を詳しく解説しています。
自分の学習スタイルに合った基本書を選ぶ
まず、自分の学習スタイルを把握することが重要です。予備校の教材や過去問だけで学習を進めるタイプの人には、簡潔で要点を押さえた教科書(薄めの基本書)が適しています。
一方、基礎からしっかりと理解したい人や、論点を深掘りしたい人には、詳細書が向いています。
著者の信頼性
基本書を選ぶ際には、著者の信頼性も重要です。
著名な法学者や実務家が執筆した基本書は、信頼性が高く、内容も充実しています。著者の経歴や実績を確認し、その分野での専門性が高い人の基本書を選ぶと良いでしょう。
最新の情報が反映されているか
法律は常に変わるため、最新の情報が反映されている基本書を選ぶことが重要です。
出版年や改訂版の有無を確認し、最新の判例や法改正が反映されている基本書を選びましょう。
会社法のおすすめの基本書
それでは、早速会社法のおすすめの基本書と厳選口コミをご紹介させて頂きます。
①会社法 (有斐閣ストゥディア)
法書ログに投稿された読者口コミ
はじめの1冊として
法科大学院入試にオススメの書籍を大学の先生に伺い購入。 2015年発行のため、若干古い。 1000以上条文があり無味乾燥といわれる会社法をコンパクトにまとめているため、読みやすい。
また、250頁程度と弘文堂の会社法(高橋美加ほか、いわゆる赤白本)の約半分の頁数であり、通読に向いている。 しかし、その分内容的に薄いところがある。 事例問題等での疑問点は他の書籍を辞書的に使わなければ解消できないことは経験済みである。 しかし、会社法の全体像を早期に掴むことを目的に使用することについては有用であると感じている。 そのため、初学者で会社法を全く勉強していないという方が、導入として読む書籍という印象である。
東北大学法科大学院合格者
「無味乾燥といわれる会社法をコンパクトにまとめている」「導入として読む書籍」これらの言葉に刺さる人もいるのではないでしょうか。
ストゥディアは、法律初学者の方に自信をもっておすすめできる基本書です。薄めのために負担を減らして読み進めることができます。
②会社法 (LEGAL QUEST)
法書ログに投稿された読者口コミ
会社基本書の一冊目としてお勧め
受験生の定番として聞いていたので、こちらの第3版を購入しました。会社法の規律の全体像を、制度趣旨及び実務的な観点から網羅的に解説した書籍になります。論点や判例の解説は、簡潔なものが多いですが、制度趣旨や実務的な観点からの考察や解説は、わかりやすく充実した記述となっています。条文索引もついているので、勉強しててよくわからない条文に遭遇したら、この索引を利用して、該当箇所の解説を読むようにしています。これから会社法を勉強しようと考えている方が、はじめに買う基本書としてお勧めします。
司法試験受験者
最初は便利
学部授業の担当の教授が薦めていたため購入しました。 たしかに初学者にとっては、条文を引用しながら説明がなされていること、レイアウトも見やすいことから理解しやすいと思います。
しかし、ある程度学習が進んでくると、本書には記述がない疑問にぶち当たることが増えてきます。 本書に記述がない知識は現場思考、と言われればそこまでですが、記載のない情報が多く私にはかゆいところに手が届かない惜しい基本書だというように感じました。 授業にはいいかもしれませんが、予備試験、司法試験対策には物足りなさがあると思います。
上位ロー合格者
実は上級者向けだと思ってます
リークエを読んでもよく分からないことが多かったです。 最近会社法を理解してきてなぜ本書が分かりにくいのか分かったのですが、結構行間を読ませたり、理由づけが簡素だったりするからのようです。特に設立辺りは分かりにくいです。 その点会社法(高橋、笠原他)は圧倒的に噛み砕いてくれていて分かりやすいです。同じ論点の記述を比較したら結構分かりやすい差があります。 私だけでなくリークエを読んでもよく分からないと言ってる人はちらほらいました。その人達に会社法(高橋、笠原他)を勧めたら口を揃えて分かりやすいと言っていたので間違いないと思います。 リークエも全てが分かりにくい訳ではないですし、一線級の先生が執筆されてるので面白い記述があったりしますが。 以上から会社法に苦手意識のある方には本書はあまりお勧めできません。
法科大学院生
会社法の定番の基本書ですね!
法学部の授業でも指定教科書とされていることも多いと思います!
おすすめの資格予備校
会社法を本格的に勉強したい方におすすめなのがアガルートアカデミーの総合講義300です。アガルートアカデミーは司法試験の圧倒的合格実績を有する人気の資格予備校です。
気になる方は一度、無料講義を受講してみよう。会員登録不要でサイト上で講義動画の視聴が可能です。
お得に受講を介したい方はセール情報を確認するようにしましょう。
③会社法(田中亘)
法書ログに投稿された読者口コミ
図表やコラムの工夫あり!
会社法の基本書として、また、辞書的にも使える1冊です。
初学者は、ボリューム満点の内容に難しく感じるかもしれませんが、言葉遣いが分かりやすく、図表やコラムなどの工夫もありますので、会社法を楽しく学べます。
分厚く、重さもありますので、持ち運びは難しいですが、苦手意識のある方でも頭に入りやすく、良書であるといえます。
(旧サイト 受験マン)
読み疲れが出る本。個人的には辞書向け。
わかりやすいけどその分重たいです。判例百選、商法判例集とのクロスレファレンスがされており、勉強用には向いているのですが、リーガルクエストやいわゆる紅白本などを使ってきた身としては論点を深堀りしすぎているため、読み疲れがありました(たとえば847条1項の責任の範囲を判例は取引債務包含説としているが、全債務説に経つべきだったと吉原論文を少し引用している)。
また、引用論文については出典元が詳しく書かれておらず、原文に当たりにくいのが少し残念。
しかし、厚さに対して3,800円と考えればお得のような気もします。
なお、令和元年改正法未対応です。近日3版が出るようなので、今はまだ買うのを我慢すべきだと思います。
(旧サイト 名無しさん(ロー生))
手元に一冊
受験生時代も愛用していたら「田中会社法」。実務に出たばかりの新人弁護士ですが、幾度も参照しています。文献リサーチでは、江頭会社法と田中会社法の2冊を出発点とし、商事法務などを調べたら、大抵のことは分かります。受験生としては、江頭会社法よりは、田中会社法の方が読みやすいと思いますので、実務家になってからを見越して受験生時代から、使われるの良いでしょう。
(旧サイト 実務家)
本格的に会社法を勉強したい方は「田中会社法」に挑戦しみましょう!
④会社法(紅白本)
法書ログに投稿された読者口コミ
基本書の良書!条文索引が便利!
リーガルクエスト会社法と並ぶ人気の本書。難解な会社法をわかりやすく説明されているので、読み進めていきやくなっています。ほどよく図解が掲載されているところもポイント。
特徴的なのは「コラム」「条文ガイド」の欄が設けられているということ。 「コラム」では、より発展的な内容を理解できる、「条文ガイド」では、難解な条文をわかりやすく解説されているので、苦手意識のある初学者でも抵抗なく、最後まで読むことができるのではないでしょうか? さらに「判例索引」と「条文索引」が掲載されていることも、非常に役立ち、会社法を学習する際には、 手放せなくなりました。 各法律資格、大学生、会社法をこれから学びたい方、様々な方に読まれる一冊となっています。
司法書士受験生
良書ではあるんだろう(合わないが…)
辰巳法律研究所のYouTubeなど、各所でお勧めされていたので購入。 なるほど、図表などを用いている点は大変分かりやすい。論点についても逐一明記されているので、出血大サービスの親切設計です。
ただ、個人的には文章が合わない…。10頁読んで苦痛を感じ、30頁読んで白目を剥き、50頁読んで音を上げました。リーガルクエストに乗り換えたところ、大変サラサラと読むことができています。 文章の合う・合わないは、完全に個々の感性の問題です。筆者には合わなかっただけですので、多くの方には合うかもしれません。書籍自体は大変な良書ですので、一度立ち読みをしてみては。
司法試験受験生
わかりやすさの塊
本書はいわゆる紅白本です。会社法の各制度や重要事項について制度趣旨や理由付けをこれでもかと丁寧にしてくれています(そのため、記載はやや冗長)。会社法の他の書籍は割と記載が淡白で分野によっては条文の引用と適用の帰結しか明示されていないものもあります(例:リークエ会社法)。しかし、本書はそういった部分にもしっかりと理由を用意してくれているので特に苦労することなく会社法全体を理解することができます。
ただし、あくまで基本書であり、これを読んだからといって答案を書けるようにはならないので、この制度、論点なんだっけ?というときの確認に用いるのが良いと思われます。
コラムが良い
本文も丁寧に記載されておりわかりやすいと思いますが、私が気に入っている点はコラム部分です。 コラムは発展的な内容であると同時に、現在議論が盛に行われている点でもあり、予備試験、司法試験に非常に有用です。
コラムまで理解しておけば、基本書はこれ一冊で司法試験まで対応できると思います。
法律事務所事務員H
司法試験の受験生に人気なイメージがあります!
論点の解説も充実しており、答案作成の参考になっているようです。
⑤商法総則・商行為法(近藤光男)
著者 | 出版社 | 価格 | 発売日 | ページ数 |
近藤光男 | 有斐閣 | ¥3,080 | 2023/2/13 | 286ページ |
法書ログに投稿された読者口コミ
必要最小限のことが書かれているが…
本書は辰巳の短答過去問パーフェクトの参考文献にもなっているため購入した。
判例や学説を淡々と書いている。判例の掲載数が類書に比しては多い点,歴史的経緯について多く書かれている点で研究などに向いている点に良さを感じる一方で,自説の紹介も多く,混乱することがある。
また,本書は民法,商法改正に対応している一方で,①令和元年度改正法には対応していない,②縦書きであること,③本文内に百選番号が記載されているものの最新の商法判例百選に対応していない(商法総則・商行為判例百選第5版に対応しているが,商法判例百選に未対応である)点にも注意。
商法をきっちり学びたい方にお勧めの書籍です!
⑥株式会社法(江頭)
法書ログに投稿された読者口コミ
会社法界のトップ
会社法を勉強する者にとって最大にして最強の体系書が江頭本。
会社法などの分野についても自説をもとにスリムに記述がある。注釈がとても多くそこで判例や他説の紹介があり網羅性も申し分ない。江頭説が常に通説ではないという点にだけ注意は必要だが、調べ物としても体系書としてもこれに勝るものはないと思う
実務家も良く参照する書籍です。
会社法の基本書の行きつく先は「江頭会社法」です。
会社法を極めたい方は挑戦してみましょう!
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、おすすめの会社法の基本書をご紹介させて頂きました。どの基本書を選ぶかは非常に重要です。
口コミを参考にあなたに合った基本書を選んでいただければ幸いです。
法書ログでは、民事訴訟法に限らず、憲法、行政法、民法、商法、刑法、刑事訴訟法などの法律の書籍の口コミを掲載しています。
また、アガルートアカデミー等の予備校の講座のレビュー記事等も公開しています。
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