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【R7司法試験合格者インタビュー】2回目受験で総合991位合格!過去問分析を徹底して掴んだ逆転劇

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かもっち・あひるっぺからの挨拶

かもっち

はじめまして、かもっち@hosyocomです。
皆さん、法律の勉強、お疲れ様です!!

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あひるっぺ

私は、司法試験受験生のあひるっぺ

司法試験予備試験法科大学院入試法律書籍人気予備校のレビュー
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かもっち

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私たちは、合計370件以上の豊富なコンテンツを揃え、皆さんの法律学習を全力でサポートします。
知りたい情報が必ず見つかるはず!ぜひ一緒に学びましょう!

この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです!

(挨拶おわり)


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今回は、2回目の受験で合格を勝ち取られた方に、不合格からの立て直し方、具体的な学習方法の転換、そしてメンタル管理について詳しくお話を伺いました。

特に「基本書・論証集作り」から「徹底的な過去問分析」へと勉強の舵を大きく切ったプロセスは、リベンジを誓う受験生にとって必見の内容です。

※インタビュー内容を基に法スタ編集部で編集の上記事を作成しております。

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1. イントロダクション:苦悩と現在地

合格までの成績推移

まずは、合格までの軌跡を成績とともに振り返ります。 1回目の不合格から、どのように点数を伸ばして合格圏内へ食い込んだのか、リアルな数字をご覧ください。

■ 令和6年(不合格・1回目受験)

  • 総合順位:1735位
  • 総合得点:751.60点
  • 短答:121点
  • 論文(公法系):115.02点(C / A)
  • 論文(民事系):128.04点(B / D / C)
  • 論文(刑事系):65.74点(C / E)
  • 選択科目:51.53点

■ 令和7年(合格・2回目受験)

  • 総合順位:991位
  • 総合得点:851.62点(約100点アップ)
  • 短答:122点
  • 論文(公法系):111.93点(A / A)
  • 論文(民事系):142.17点(A / D / B)
  • 論文(刑事系):108.04点(A / B)
  • 選択科目:54.77点

※上記成績は、法スタ編集部において成績通知書により確認済みです。

学習環境と一番苦しかった時期

ロースクール卒業後、専業受験生(司法浪人)として勉強に励みました。一番苦しかったのは、やはりこの司法浪人の時期でした。

不合格時の心境と再起

不合格の結果を見た瞬間、最初に頭に浮かんだのは親や友人、そして彼女に対する申し訳なさでした。

ただ、不思議と「もう一度やろう」と立ち上がるまでの葛藤はありませんでした。「1回目がダメなら2回目も受ける」と決めていたため、落ち込むよりも「とにかく早く勉強に着手しないと」という焦りの方が強かったのを覚えています。

2. 敗因の徹底分析:なぜ、1回目は受からなかったのか

「受かっているかも」という油断

1年目、手応えが全くなかったわけではありません。「いけるかもしれない」という感覚は少しありました。

しかし今振り返ると、それは論文の出来が良かったからでも、短答が高得点だったからでもありません。

単に「初回受験生の合格率が高い」という統計を見て、「自分もその波に乗って合格しているんじゃないか」と期待していたに過ぎませんでした

最大の敗因は「インプット偏重」と「演習不足」

当時、「実は非効率だった」と反省しているのは、基本書を読み込み、論証集を作成することに時間をかけすぎたです。

1回目の受験時は、ゼミで過去問を解く以外ほとんどアウトプットをしておらず、直近3、4年分の過去問しか触れていませんでした。その結果、時間内に答案を書き切る意識も薄く、司法試験特有の問題形式への「慣れ」が圧倒的に不足していました。

答案の悪い癖というよりは、司法試験過去問の演習不足こそが敗因だったと分析しています。

3. ブレイクスルー:合格への「具体的な」転換点

合格した年に大きく変えたのは、「とにかく司法試験過去問を中心に勉強する」という一点です。

具体的な過去問分析法

倒産法、公法系、刑事系などは、過去に出題された論点や条文が繰り返し問われる傾向にあります。そこで以下の2点を徹底的にまとめました。

  1. どの年度に、どの論点・条文が出題されたか
  2. その論点・条文を答案にする際、何に気をつけるべきか

特に2点目については、『ぶんせき本』の上位再現答案や予備校の答案、採点実感、出題趣旨を参考にしながら、自分なりの「書き方」を確立させました。 基本書や論証集の作成をやめ、その時間をすべて過去問の答案構成や起案、分析に充てました。

過去問活用のBefore/After

  • 去年(不合格時): 直近数年分を解くだけ。典型論点でも迷いながら書いていた。
  • 今年(合格時): 民法を除き、全年度の答案構成または起案を実施。出題者が求めているポイント、気づいてほしいポイントが明確に見えるようになり、自信を持って書き始められるようになった。

使用した主な教材

基本書中心から、実戦的な演習書・分析本へシフトしました。

  • 倒産法: 『1冊だけで倒産法』(辰已法律研究所)
  • 刑事訴訟法: 『体系的問題解析刑事訴訟法』(反町義昭 著)
  • 公法系: 『憲法の流儀』『行政法の流儀』(伊藤たける 著)
  • その他: 『司法試験論文過去問答案パーフェクト ぶんせき本』(辰已法律研究所)

※行政法については1年目の成績が良かったため、あえて勉強法を変えず、知識も増やしすぎないよう維持に努めました。

「知識はあるのに書けない」の突破法

基本書や問題集を「読みっぱなし・解きっぱなし」にせず、「自分の答案ではどう表現するか」を常に考え続けました。 また、時間配分については、選択科目以外は「答案構成に25〜30分」をあて、残りの時間で書き切るペース配分を徹底しました。

生活リズムとメンタル管理:1日10時間の「監視」勉強法

複数回受験だからといって、机に向かえない日はありませんでした。「自分には時間がない」という危機感があったからです。

  • 目標: 1日10時間勉強
  • 記録と報告: 勉強時間を記録し、毎日彼女にLINEで報告して監視してもらう
  • 場所: 実家近くのコワーキングスペースを契約
  • 休息: 月に2〜3回、彼女に会いに行く日を設ける

この「監視」と「メリハリ」のおかげで、最後まで走り抜けることができました。「今年がダメなら諦める」という覚悟で、悔いが残らないよう毎日を過ごしました。

4. 本試験の現場:合格者の視界

司法試験本番での思考プロセス

今年は過去問を全年度分やり込み、上位答案や採点実感まで読み込んでいたため、現場で「分からない問題」や「予想外の論点」が出ても動じないように心がけました。

「自分が分からない問題は、周りもどうせ分かっていない」

そう割り切り、時間をかけずに簡潔に書き、他の取れる問題に時間を割く戦略をとりました。

「ホームラン」は狙わない

去年の成績(総合1735位)から分析し、「D評価やE評価を取らなければ合格できる」ことは分かっていました。 そのため、高評価(ホームラン)は狙わず、大崩れしない「守りの答案」を常に意識して書き進めました。

その結果、試験終了直後は、前年より、「手応え」を感じることができました。

5. 未来へのバトン:不合格に泣くあなたへ

遠回りをしたからこそ得られたもの

複数回の受験を経て、謙虚さや周りに対する優しさを持てるようになりました。また、支えてくれた家族、友人、彼女の優しさに改めて気づくことができたのも、この期間があったからこそです。

過去の自分へ伝えたいこと

もし不合格通知を見て泣いているあの日自分に会えるなら、こう伝えたいです。

「合格できるよ! 勉強の方向性は間違っていないよ!」

受験生へのメッセージ

複数回受験となると、合格率のデータも下がり、周りの友人が社会人として活躍する中で「自分には社会的地位がない」と絶望することもあると思います。

しかし、複数回受験でも正しい方向で努力すれば必ず合格できます。

去年の自分に何が足りなかったのか。自分の答案に対する客観的な評価はどうなのか。そこを大切にしてください。そして、とにかく司法試験の過去問を「全年度やるつもり」で潰し切ってください!!

司法試験過去問は本当に重要です。応援しています。

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この記事を書いた人

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