法科大学院の口コミ・評判一覧

  • 関西学院大学法科大学院の口コミ・評判

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    関学ローの良い所と注意すべき所

    ・教員・授業の質(ソクラテスメソッドの雰囲気、質問のしやすさ、実務家教員の指導など)  ソクラテスメソッドの雰囲気は、授業(担当教員)によって異なるというのが正直なところです。あらかじめ配布されたレジュメに記載されている設問を順番に学生を当てていく教員もいれば、レジュメの設問以外のアドリブな質問を投げかけてくる教員もいますし、はたまた、条文の読み上げ程度しか学生の発言を求めない教員もいます。ただ、全体的には、特別難しい質問をしてくる教員は少なく、あらかじめ配布された資料などに目を通しておいて、その範囲内で答えれば問題ないような雰囲気の教員が多いです。また、教員によっては、質問を次の学生にパスすることを認めているようでもありました。なお、必修科目を中心に、授業内容は録画され学内で公開されていますので、たとえば過年度の授業録画をあらかじめ視聴してソクラテスメソッドの内容を想定しておくというのもアリかもしれません……  教員に対する質問は、少人数な授業が多いこともあって、かなりしやすいと思います。主に授業後に、授業中にまだ理解が及ばなかったところを質問するという学生が多かったと思います。親身に答えてくれる教員が多かった印象です。  また、いわゆる質問とは趣旨が異なりますが、学生1人につき1人の教員が担任のような形でマッチングされ、およそ学期ごとに1回、担任教員との面談の機会が設けられています。面談では、学習の振り返りと今後の学習計画について、まさに質問などを繰り返しながらざっくばらんに話すことができ、それ以降の学習方針の見直しができるので、良い制度だと思いました。なお、担任教員は自動マッチングで、学生側が指定できるわけではありません。  実務家教員は、刑事実務科目を除いて、主に民法などの民事系科目を担当することがほとんどです。 たとえば「民事ローヤリング」という必修科目では、弁護士である実務家教員の指導の下、内容証明郵便の起案や模擬法律相談、合意書の作成といった実務的な内容を学ぶことができます。私自身は興味深い体験でしたが、やはり直近の司法試験の対策には直結しない授業内容で、しかも法律相談のための準備などがやや大変であったりするので、あまり乗り気にならないという学生も少なくはなかったように思います。ですので、必修科目にこういうものがあるという点は好みが分かれるとは思いますので、注意してください。  意見箱が設置されていたり、授業アンケートがきちんと行われていたりするので、何かロースクール全体や教員、授業について言いたいことがあれば、そこで匿名で伝えることもできます。  教員については、特に「行政法」の教員と「民事裁判実務」の教員は、それぞれ全国的にも著名なあの書籍の著者ですので、こうした教員から直接指導を受けられるのはかなり他のロースクールよりもアドバンテージを得られると思います。他方で、選択科目の教員はほとんどが関学ロー外部からの講師で構成されているので、学生側から主体的に行動しないと、授業以外での選択科目教員とのコミュニケーションは希薄になりがちかもしれません。  司法試験の論文式過去問についても、演習などの授業内で取り扱う教員もいれば、一切取り扱わない教員もいます。 ・学習環境(自習室、個人ブース、利用可能時間、図書の充実度)  在学生には1人1つの自習机(キャレル)が保障されています。自習机自体がとても大きいとは言えませんが、収納スペースとコンセントもありますので、日頃の勉強で基本書を開きながらパソコンなどで作業することには支障のない広さだと思います。キャレルはかなり十人十色の使い方をされています。なお、キャレルは入学時は自動的に指定されていますが、年に1度夏休みに席替えがあります。  自習室を含めたキャンパス全体の利用可能時間は、毎日7:30~23:00です。ただし、お盆と年末年始の数日間は立入りできません。キャンパスは、駅に直結していて利便性は最高レベルだと思います。キャンパスに立入るためには、学生証(カードキー)が必要になります。キャンパスは、ビルの7〜9階に全てが集約されていて、7階が事務室など、8階が教室と資料室(図書室)、9階が自習室や休憩スペース(ラウンジ)などとなっています。全体的にコンパクトに収まっていて、移動は階段の上り下りだけです。トイレも含めてキャンパス内は綺麗です。ただ、食堂などは併設されていないので、昼食は各々持ち寄るか、近所のコンビニやスーパーで購入してラウンジで食べることが多いです。  資料室もコンパクトなものですが、法律科目と選択科目に関する書籍は一通り揃っていて、コピー機も2台設置されているので、あまり不便には感じないと思います(コピーカードも配布されます)。また、いわゆる予備校本もいくつかは配架されています。ただ、資料室内の座席は少なめです。  司法試験CBT化により定期考査も原則CBTで実施されていますが、CBT試験用のパソコン教室があるわけではなく、学生各自のノートパソコンを用いて回答することになっている点には注意です。  給付型の奨学金制度が充実しています。毎年8月ころに実施されるA日程入試で合格できれば、少なくとも入学後最初の1年は学費はほとんどかかりません。ただ、その後も奨学金の給付を継続するためには、進級するごとにGPAで一定程度の成績を確保しておく必要がありますので、ご注意を。  いわゆる留年率は、まあまあ高めだと思います。特に2年次から3年次へ進級するのが難しいとされています。なかでもいくつかの民事系の必修科目が鬼門とよく言われていて、留年は回避したもののこれらの科目の単位は取れずに再履修という人は少なくなかったです。  なお、キャンパス内は全館禁煙です。 ・周囲のレベル・雰囲気(既修・未修の壁はあるか、自主ゼミの組みやすさ、学生のモチベーション)  既修・未修の壁については、なかなか確実なことをいうのが難しいです。私たちの代は、既修・未修問わず合格者が居ましたので、あまり壁の存在を感じたことはないですが、以前は未修の合格率が芳しくなかった時期もあったようです。  一方で、在学中受験資格者については、かなりその数を絞っているように思います。私が入学した年度以降には在学中受験資格の取得のための学内でのハードル(要件)が緩和されたようですが、依然として、在学中受験資格取得者は、去年と今年で、2〜3名ずつとなっていて、あまり大幅に増員させるつもりはないのかもしれません。人数を絞る理由は定かではありませんが、早期の合格実績よりも確実な合格実績のほうを重視しているのかもしれません。早い司法試験受験・合格を目指している方は、特にこの点にはよくよく注意してください。  なお、いわゆる3+2コースで関学の学部から早期卒業して入学する学生も多いですが、なかなか修了まで順調に進級できる学生はそのなかでも多くはないように思います。逆にいうと、他の大学から入学してきても、入試を突破してきちんと2〜3年間勉強すれば修了し司法試験にも合格できますので、出身大学はあまり関係ないと思います。  自主ゼミは組みやすいと思います。「土曜ゼミ」という制度を用いて司法試験直前期までゼミを組む学生も少なくなかったと思います。9階には、数名でゼミや勉強会を開ける多目的室もあります。  学生のモチベーションは、人それぞれと言ってしまえばそれまでですが、全体としては、少数精鋭という雰囲気もありますので、低くはないと思います。司法試験直前期まで、学生のモチベーションを維持するために、いろいろな教員が演習の授業などを通じてアドバイスをしてくれます。もちろん任意参加です。 ・就職・進路支援(エクスターンシップ先の種類、事務所説明会の有無)  「エクスターンシップ」という授業が開講されており(必修科目ではありません)、ある程度は学生の希望するような場所でエクスターンがなされていると思います。また、キャリアコンサルタントも在籍していて、秘密が守られながら、さまざまなことを相談する環境も整えられています。  事務所説明会については、学生用のサイトの掲示板を通じて各法律事務所や弁護士会から受けた説明会等の情報を共有されることが多いです。キャリアガイダンスというイベントも開かれているようです。  基本的なキャリアに関する情報提供はこれくらいで、特別キャリアに力を入れているような雰囲気は、少なくとも私は感じませんでした。

    • LunaLuna
    • 4.25
    • 講義・授業 4.00
    • 設備・施設 4.00
    • 立地・アクセス 5.00
    • 学習支援 4.00
  • 同志社大学法科大学院の口コミ・評判

    5

    立地良ければ全て良し

    法科大学院において最も大切なことは立地の良さです。サポートの手厚い私立ローとはいえ司法試験と関係のない授業もありますし、司法試験の勉強の基本は自習です。自習室にこもった時間の長さで勝負が決まると言っても過言ではありません。そこで大切になってくるのは立地良さです。京阪神は微妙な路線の駅が最寄りである上に駅から遠かったり、山登りやバスが必須だったりとお世辞にも良い立地とはいえません。この点同志社は京都駅から地下鉄一本の素晴らしい駅が最寄りでかつ駅近です。ただし企業法務に行きたい人は京阪神にしておきましょう。

    • 匿名
    • 4.25
    • 講義・授業 4.00
    • 設備・施設 4.00
    • 立地・アクセス 5.00
    • 学習支援 4.00
  • 法政大学法科大学院の口コミ・評判

    1

    学説か通説か

    少数学派の学者が一定数おり、そういう意味で尖ったロースクールではあると思う。 実務家教員と学者の対立は格闘技の試合のようで見ていて面白い。笑えはしないが。 近年は司法試験合格率の向上のため、進級の要件は厳し目の印象がある。これは中央や明治にも同様のことが言える事ではある。 アクセスは良いが、学食が遠いためわざわざ利用する学生はあまり見受けられない。

    • 蟲毒
    • 3.75
    • 講義・授業 4.00
    • 設備・施設 3.00
    • 立地・アクセス 5.00
    • 学習支援 3.00
  • 早稲田大学法科大学院の口コミ・評判

    6

    堅実

    特に不満無し。合格率も良い方。 主体的に動ける人間ならばそれなりに楽しいかと。

    • GAFA
    • 4.25
    • 講義・授業 4.00
    • 設備・施設 4.00
    • 立地・アクセス 5.00
    • 学習支援 4.00
  • 早稲田大学法科大学院の口コミ・評判

    6

    充実した学習支援

    AA制度が良い

    • ブラック
    • 4.00
    • 講義・授業 4.00
    • 設備・施設 3.00
    • 立地・アクセス 4.00
    • 学習支援 5.00
  • 神戸大学法科大学院の口コミ・評判

    9

    授業は悪くないけど…

    授業は概して悪いという講義はなく、先生方の熱意を感じることができます。(僕は、むしろそれ意味あるの?と思うことが多く、合いませんでした。)  しかし、他ローと比べあまりにも科目数が大きく、レポートも1点も入らず、予習復習が膨大でその割にほとんどテストで決まるといった形で合わない人にはとことん合わないロースクールだと思います。授業も僕には合いませんでした。何を活かしてよいのかよく分かりません。  上に住むと、坂降りてコンビニ向かうだけで罪悪感に駆られると言った限界状態に追い込まれ、精神状態は少なくとも僕は、限界でした。部屋で泣いたことも多いです。   テストも授業をちゃんと聞いてれば解けるものなのかもしれませんが、僕には到底そう思えず、まだ成績は出てませんが前期はボロボロ、留年もほぼ確定かと思います。  しかし、伸びる人は伸びますし、合う人にはとことんフィットするロースクールですし、とにかく人が良いです。また、サマークラークもまぁまぁです。  しっかりとカリキュラムを確認し、チャレンジしてみてください。

    • ポム太郎
    • 2.25
    • 講義・授業 3.00
    • 設備・施設 2.00
    • 立地・アクセス 1.00
    • 学習支援 3.00
  • 早稲田大学法科大学院の口コミ・評判

    6

    超個性的なロースクール

    私は早稲田ローに既修で入学し、2年間在籍しましたが、主体的に動くことが好きな方であれば刺激的で飽きないロースクールであると思います。大学の図書館や法学部の図書館も利用することができ、基本書等についても不自由せず、自習室も快適です。 一方で、講義については、必ずしも司法試験に直結するものしかないというものではないと個人的には感じました。これは、教授によりますが、比較的個性的な先生が多いと思います。例えば、会社法では教授によっては司法試験では問われないようないわばニッチな問題を取り上げることが多かったりします。しかし、決して無駄な講義ではなく、実務に出た際役立つものではあります。そういう意味で司法試験にとらわれすぎない教育というロー本来の目的を体現しているローであると思っています。対して、司法試験でとても活きたと感じる講義もあります。特に民法の教授陣の講義は個人的に随一の分かりやすさであると思います。私は予備校を使わず独学だったのですが、独学では理解できない民法の考え方を修得できたのは早稲田ローのお陰だと思っています。各科目のレジュメに講義内容を書き込み、それを基本所代わりに勉強していましたが、司法試験時まで愛用しました。 あとは、経済法の講義も素晴らしくわかりやすいと感じました。選択科目はそれまで勉強したことがなかったのですが、この講義だけで十分だと思います。 早稲田ローでは中間試験で短答式の問題が出る科目が多くあります。憲民刑についてはそのまま司法試験の勉強になりますし、その他の科目の短答を勉強することは科目の理解に繋がり、論文に直結します。なかなか独学では手が回るところではないので非常に有意義だったと思います。

    • ジャグリング
    • 4.50
    • 講義・授業 4.00
    • 設備・施設 4.00
    • 立地・アクセス 5.00
    • 学習支援 5.00
  • 神戸大学法科大学院の口コミ・評判

    9

    教育の神戸、中間層を上へ引き上げるローって感じです。

    1 講義・授業 (1) 司法試験対策としての講義・授業  講義・授業の内容が司法試験対策に直接つながるような解説をしてくれることが神戸ローのいいところだと考えています。たとえば、学問を究めすぎて、授業の内容がそのまま司法試験に直結しないローやひたすら裁判例や判例を読み込む授業があるローの話はよく聞きますが、神戸ローはそれが少ないと思います。  もちろん講師のなかには授業の質に問題があるなと感じる人もいますが、それはどこのローだと思います。  念の為、付言しときますが、司法試験対策に直結する授業とはいいますが、予備校みたいに誰でも点を取れる方法を伝授したり、とっておきの公式を教えてくれたり、わかりやすい論証を解説するなどはしません。しっかり判例を読んだり、基本書を読んで、どこのローでもやりそうな基礎学習をソクラテスを通して勉強するのは他のローとは変わらないと思います。ただ、試験に役立たない授業や極端に評判の悪い授業が少ないという点で教育的に優れている、という意味で「教育の神戸」といえると思います。  論文対策も以下(2)や(3)で言及する通り、論文対策の授業がちゃんとあり、チューターゼミという制度があり、その点でも教育の観点からすぐれています。 (2) 論述対策・添削付の授業について  3年のときに履修するR&Wゼミや2年のときに履修する法文作成演習という授業があります。  R&Wゼミにおいては、学生が自分の好きな科目(民法、刑法など主要科目は揃えてあります。)について選択する演習の授業です。科目によって異なりますが、事前で作成した論文又はテスト方式でその場で作成した論文を、実務家の先生が添削してくれます。  よいポイントは、実務家の先生がじきじきに添削してくれるというところと、好きな科目を選ぶことができる点ですね。残念だなと思う点は、1つの科目しか選べないところと、人気科目(私の代は民訴でした。)だと授業が受けられる人が成績で選抜されるところです。とはいえ、私の代のときには人気科目であっても選抜は実施されませんでした。神戸ローは学生のために配慮してるんだなと感じました。この点でも「教育のロー」ですよね。  法文作成演習においては、時間をはかってその場で毎回テストをし、そのテストの点数が成績になる場合があります。確か、数回に1回成績に加算されるみたいなシステムでした。これも実務家の先生がじきじきに添削してくれるところはいいですね。また、毎週のようにテストができるのでいいペースメーカーになります。ただ範囲が民法だけだったのが残念だなと思いました。  とはいえ、民法は範囲が広いので授業でカバーできない内容もテストのために勉強できたので、今振り返ればテスト範囲が民法だけに絞るのも悪くないのかなと思いました。 (3) ソクラテス(質疑応答)の強さ  授業中に先生が学生を名指しして、その者に問を投げかけて学生がその質問に答えるロースクール特有の授業方式をソクラテス方式といいます。  神戸ローのソクラテスは、もちろん授業にもよりますが、割としっかりやる感じです。だから、割としんどいし面倒だなぁと思うところが正直な感想です。(これを読んでいるときにまだ在任しているか不明ですが)特に某商法の先生はかなり厳しいので気をつけてください(投稿日2025年8月26日)。この方はローのなかで高い地位にいるので、まだまだ在任すると思うので、この口コミを見てる方はしっかり商法の予習をしてくださいね。 (4) 課題  非常に重い課題や不効率・不合理な課題を課したという思い出はないので、ゆるい方だと思います。 (5) 進級のしやすさ  これはしっかりデータをみて判断してほしいところですが、私が入学前に見た情報だと、そこまで留年率は高くなかった気がします。実際、進級が非常に厳しい印象はありません。未修進級率も結構高い印象です。  ただし、しっかり勉強してないと普通に留年を出す印象でもありますから、勉強はしっかりしてくださいね。  全体的に合格率を上げるために大量に留年させる感じではなく、むしろ多少合格率を下げてでも進級を後押しする雰囲気を感じています。結構テストでやらかしたのに単位が出てたりなども結構ありました。 2 設備・施設 (1) 綺麗さ  まず、国立大学ですから、私立大学みたいにとても綺麗でピカピカな施設では当然ありません。しかし、それだから味があって素晴らしいです。  特にローがあり自習室があるキャンパスにある大きな六甲台本館は、荘厳でとても美しいです。周りには緑も多く、快適でした。夜まで自習室に残って、自習室に出たときにみえる外の夜景もとても綺麗です。このキャンパスは山のうえにありますから、夜景を一望できるんですね。  ただ悪いところもあり、綺麗な施設なところも多いですが、汚いところもかなり多いのです。ここのトイレいつも汚いなって思うところもあります。自習室も汚いと文句をいう学生も多いです。私はそこまで自習室を汚いと思わないのでが、私立大学みたいなピカピカな自習室を想像するとガッカリすると思います。とはいえ、勉強するうえで大きな問題ではないとは思います。 (2) 快適さ  なんといっても神戸ローは自習室が24時間利用できます。いつでもいれることができるので、自習室の住人もいました。自習室に残り続けている人の高い合格率には目をみはるものがあります。とはいえ、夜中までいる人は珍しく、ほとんどの人は夜がふけるまえに帰宅します。このように、24時間自習室は、いろんなニーズにこたえることができるというわけですね。  この自習室には個別の席が与えられ、個別のロッカーまで付与されるのです。大変ありがたいです。自習室の中には飲食や雑談ができるスペースが(広くはないが)3個所ほどあります。これは自主ゼミとかで便利です。  自習室にはもちろん、無料で読める参考書類が多くあります。リクエストをすれば入荷したりするので、ここで頼んで書籍代を節約する人もいました。  自習室の勉強に飽きたら、図書館にいって勉強ができます。ローがあるキャンパスの図書館は大きくて荘厳で割と美しいです。コミュニケーションスペースも複数あったので、自主ゼミや複数人で作業する際に利用しました。 3 立地・アクセス  結論から申し上げますと、立地は悪いです。六甲道という街それ自体は飲食店も多く、コンビニ、スーパーや100円ショップなどがあり不便ではないです。しかし、大学は山の上にあるのです。大学のマスコットはうりぼーというイノシシの子どもですよ。となると、神戸大学それ自体が山の上にあることを半ば自虐的に自認しているのですね。  バスもあるから交通に困ることはないのですが、朝遅刻ギリギリでバス停につくと、神戸大生が長蛇の列をなしていて、思わず遅刻しそうになる、なんてことも。自習室を使うためだけにバスを使うとお金もかかります。夜中はバスの本数が減りますし。そこで、ロー生はキャンパスに近い山の上に住居を借りて住むことも多かったです。  山の上に住んでいる人を「山の上の民」といってからかうみたいな雰囲気もありましたね。山の上の民いわく、山の上にいると、買い出しなどで大変苦労するそうです。だから、原付登校、バイクや自転車で来る人もまあまあいました。  夕方に友達と山の下にある六甲道駅周辺の居酒屋で酒を飲んで、夜中に自宅に帰るとき、バスがないので徒歩で帰ったりするそうです。  まとめると、山の上に住めば下に降りるのは大変だし、山の下に住めば上に登るのが大変ということです。 4 学習支援 (1) ゼミ制度  特筆するべきはチューターゼミです。これは、司法試験に受かった時期が最近の比較的若い弁護士をゼミ長としておこなう自主ゼミです。ゼミごとにやる内容・方法は異なりますが、学生が過去問を解いて論文を作成して、ゼミ長たる弁護士に採点・添削してもらえるのです。  このゼミは、組むのが任意で、やりたくない人はやらなくてもいいというのが自由度が高くていいですよね。個人的には過去問をたくさん解く年度を増やすために、参加することをオススメします。 (2) 質問対応  私はよく質問をする方でしたが、快く応じてくれる方がほとんどでした。  あるとき、司法試験で自分の論文が評価されるか不安なので添削をしてほしいと頼んだところ、月2回ほど対面で研究室で指導してくれたこともありました。この先生は非常に面倒見がいいだけで他の先生はどうかはわかりませんが、とにかく教育に関しては熱心な印象です。 5 その他  その他悪いところは、短答の学習・テストをする機会がほとんどなかったところですね。個人で学習しろ、というのはごもっともなのですが、小テストぐらいあってもよかったのかなとは思います。それゆえか、神戸ローは短答合格率が結構低いのです。  神戸ローで学習する人は短答をよく勉強するようにしてください。 6 まとめ  個人的に悪くないローだと思います。特に中間層を底上げする力がある印象です。これはもともと優秀な人を受け入れて、教育的に放置して勝手に司法試験に合格させるローとは違う印象です。しかも、神戸ローは合格率や合格者数も少なくないのが良い。  以上の諸点に鑑みると、神戸ローは教育のローなのかな、と思います。お買い得な感じはします。通うだけで割とお釣りがきますが、使い倒すなら、質問は積極的にしてもいいと思いますよ。 以上

    • S
    • 3.25
    • 講義・授業 4.00
    • 設備・施設 4.00
    • 立地・アクセス 2.00
    • 学習支援 3.00
  • 明治大学法科大学院の口コミ・評判

    1

    大人数が苦手ならおすすめ

    教員との距離が近いです。学生一人ひとりの理解度や苦手分野に応じた丁寧な指導が行われていると感じます。司法試験の合格率自体はやや低いですが、環境を活かしきれば十分に司法試験合格はできると思います。

    • もっと評価されるべき
    • 4.25
    • 講義・授業 4.00
    • 設備・施設 5.00
    • 立地・アクセス 4.00
    • 学習支援 4.00
  • 慶應義塾大学法科大学院の口コミ・評判

    3

    芯がある人が多くて面白い

    合格実績も高いですし、学習環境も申し分ない。周りの学生のレベルが高いし、変わった経歴の方も多く、いつも刺激を貰っています。入試のハードルもそこまで高くないので、とりあえず受験がおすすめ。学費は高いかもしれませんけど、この人脈が手に入るのであれば安いくらいでしょう!

    • 匿名
    • 4.75
    • 講義・授業 5.00
    • 設備・施設 5.00
    • 立地・アクセス 4.00
    • 学習支援 5.00