早稲田大学法科大学院の魅力4選とおすすめポイントを徹底解説!

この記事を読めばわかること早稲田大学法科大学院の基本情報について知りたい
早稲田大学法科大学院の魅力について知りたい
早稲田大学法科大学院のおすすめポイントについて知りたい

 

かもっち

皆さん、かもっちです。今回は、早稲田大学法科大学院(早稲田ロー)の基本情報や魅力、おすすめポイントについてまとめました。

あひるっぺ

早稲田ロー。司法試験の合格率が高い有名ロースクールの1つですね!

かもっち

魅力は教育内容やカリキュラム上の強み、おすすめポイントは教育の質や環境について言及しました。ロースクール選びの参考にしてください。

早稲田大学法科大学院の基本情報

入学定員・収容定員

早稲田大学法科大学院の入学定員と収容定員、現在の在籍者数は次の通りです。

入学定員 200人(一般選抜・法学既修者試験(2年短縮課程)約80人、一般選抜・法学未修者試験(3年標準課程)約40人、特別選抜(5年一貫型)40人以内、特別選抜(開放型)約40人)
収容定員 600人

参考:早稲田大学法科大学院「研究科概要

入学料・授業料

早稲田大学法科大学院の入学料と授業料は次の通りです。

第1年度
入学金 30万円
授業(年間) 116万円
実験演習料 10万円
諸会費 1万円
合計 157万円
第2・3年度
授業料(年間) 136万円
実験演習料 10万円
諸会費 5,000円
合計 146万5,000円

所在地

参考:早稲田大学法科大学院「アクセス

 

早稲田大学法科大学院は、東京都新宿区西早稲田1-6-1にあります。JR山手線高田馬場駅から徒歩20分です。

 

司法試験合格率

早稲田大学法科大学院の2023年司法試験の合格率と合格者数は次の通りです。

受験者数 最終合格者数 合格率
389人 174人 44.73%

参考:法務省「令和5年司法試験法科大学院等別合格者数等

早稲田大学法科大学院の魅力

早稲田ローの魅力は以下のとおりです。

  1. 法律基本科目を段階的に学修できる
  2. 司法試験後の先を見据えた高度な専門性を鍛えられる
  3. 一流の教員が指導してくれる
  4. 修士博士一貫指導体制がある

以下、それぞれについて詳述致します。

魅力①:法律基本科目を段階的に学修できる

早稲田大学法科大学院では、法律基本科目を進級に合わせて段階的に学修できます。

 

例えば、法学未修者の1年次では、民法や刑法、憲法、民事訴訟法、刑事訴訟法といった法律基本科目を学修。法学既修者が合流する2年次・3年次では、「総合科目」として法律基本科目を発展的・応用的に学修します。

 

さらに、3年次では、「応用演習」で、民事訴訟や刑事訴訟での事案を分析し、学んだ法的理論を生かしながら文書の形式で表現する能力の向上を図ります。

 

以上のように、早稲田大学法科大学院では、重層的な学修により、法曹として備えるべき能力を高められるのがカリキュラム上の特長の1つです。

魅力②:司法試験後の先を見据えた高度な専門性を鍛えられる

早稲田大学法科大学院では、司法試験後の先を見据えた高度な専門性を鍛えられます。

 

例えば、実務系基礎科目では、民事・刑事の訴訟手続の実務学修に加え、クライアントとのコミュニケーションを含めたロイヤリングの技法なども修得。臨床法学教育(リーガル・クリニック)やエクスターンシップでは、法が適用・運用される現場に入り、生の法曹の仕事を体験できます。

 

以上のように、早稲田大学法科大学院では、これらの実務を通じて司法試験合格後の司法修習や就職にも役立つスキルや知見が獲得可能です。

魅力③:一流の教員が指導してくれる

早稲田大学法科大学院では、優れた研究業績・教育経験や豊かな実務経験を持った一流の教員が指導してくれます。

 

研究者で有名な教授とされるのが、民事法学の大家といわれる山野目章夫教授です。山野目教授は多数の著書を出版したことがあるほか、司法試験考査委員(民法)を務めた経験もあります。

 

充実しているのは、研究者だけではありません。実務系教員も、東京高検検事の町田鉄男教授をはじめ、そうそうたるメンバーがそろっています。

 

これらの優れた教員に教え導かれる中で、法曹に必要なスキルが自ずと身に付くでしょう。

魅力④:修士博士一貫指導体制がある

早稲田大学法科大学院では、修士課程入学から博士論文提出までの5年間をコースワークと捉え、継続的に指導する修士博士(MD)一貫指導体制が整備されています。

 

修士博士一貫指導体制のメリットは、厳密なカリキュラムにのっとった計画的な論文指導です。計画的な論文指導により、従来、属人的な指導関係だった論文執筆プロセスが明確化されているため、所定のステップを踏めば誰でも着実に論文を完成させることができます。

 

この点、修士博士一貫指導体制は、着実に法曹業界に進みたい方にとって有益な仕組みといえるでしょう。

早稲田大学法科大学院のおすすめポイント

早稲田ローのおすすめポイントは以下のとおりです。

  1. 学修サポート体制が充実している
  2. 充実した臨床法学教育プログラムを受けられる
  3. 交換留学制度がある
  4. 給付型奨学金が多数用意されている

以下、それぞれについて詳述致します。

おすすめポイント①:学修サポート体制が充実している

早稲田大学法科大学院では、学生1人ひとりに向けた学修サポート体制が充実しています。

その代表といえるのが、同大学院を修了して法曹となった約70人のOB・OGによる「アカデミック・アドバイザリー制度」です。この制度では、OB・OGの若手弁護士が、ゼミや個別相談などを通じて、学修面・精神面で在学生をサポートしてくれます。

 

さらに、修了後も個別面談を通じて計画的な学修が可能です。具体的には、司法試験の過去問答案添削を中心にサポートしてもらえます。

 

おすすめポイント②:充実した臨床法学教育プログラムを受けられる

早稲田大学法科大学院では、法律事務所や裁判所などで臨床法学教育プログラムを受けられます。

 

受けられる臨床法学教育プログラムは、「リーガル・クリニック」と「エクスターンシップ」の2つです。リーガル・クリニックでは、法科大学院に付設した法律事務所「弁護士法人早稲田大学リーガル・クリニック」や外部の法律事務所で、弁護士である実務家教員と大学教員の指導監督のもと、学生が依頼者の相談を受けます。学生自身が証拠収集や各種文書の作成、証人・当事者との打ち合わせを担当するのが特徴です。

 

エクスターンシップでは、法律事務所や企業法務部、官公庁といった法実務の現場を訪れ、幅広い法サービスに触れられます。実務家とともに実際の案件に携わることで、法曹の仕事ややりがいを理解し、将来活躍する分野や目指す法曹像を明確化することができます。

 

おすすめポイント③:交換留学制度がある

早稲田大学法科大学院には、アメリカやカナダなどのロースクールや、台湾の司法官学院などで国際的な法律の学修体験ができる「交換留学制度」があります。

 

この制度を利用すると、実践的な外国法や国際的な法律実務を学ぶとともに、世界各国の学生と一緒に学ぶことで、知的な刺激を得ることができます。さらに、アメリカのLL.M.(法学修士コース)を修了した場合は、LL.M.の学位を取得可能です。帰国後に同大学院を修了すれば、日本の法務博士(J.D.)とLL.M.の2つの学位が取得できるため、将来の国際的な活躍に有利に働くでしょう。

おすすめポイント④:給付型奨学金が多数用意されている

早稲田大学法科大学院では、給付型奨学金が多数用意されています。

 

代表的な奨学金制度は、早稲田大学出身の法律家の熱意に基づく稲門法曹奨学金です。稲門法曹奨学金は、その種類によって年間授業料相当額の給付も受けられます。具体的なメニューは次の通りです。

入学課程 年間授業料相当額 秋学期授業料相当額 秋学期授業料相当額の半額
116万円 58万円 29万円
特別選抜(5年一貫型) 13人 27人
特別選抜(開放型) 20人

 

奨学金名 給付対象 全額(年額)
池田正範奨学金 特別選抜または一般選抜での入学者 70万円
千賀修一法曹養成奨学金 特別選抜または一般選抜での入学者 70万円
法務研究科学生支援奨学金 特別選抜または一般選抜での入学者 70万円

 

奨学金名 金額(年額)
隈野克子奨学金 70万円
大隈記念奨学金 40万円
小野梓記念奨学金 40万円
校友会給付奨学金 40万円
武本(裵)孝俊奨学金 20万円

参考:早稲田大学法科大学院「WASEDA LAW SCHOOL Guide Book 2023

まとめ

本記事では、早稲田大学法科大学院の基本情報や魅力、おすすめポイントについて説明しました。

上述の通り、早稲田大学法科大学院は、教育の内容や質、教育環境に優れた名門ロースクールです。早稲田大学法科大学院で勉強すれば、優れた法曹になるための知識や技能をしっかり身につけられるでしょう。

本記事が、ロースクール選びの参考になれば幸いです。

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