この記事を読めばわかること同志社大学大学法科大学院の基本情報について知りたい
同志社大学法科大学院の魅力について知りたい
同志社大学法科大学院のおすすめポイントについて知りたい
皆さん、かもっちです。
今回は、同志社大学法科大学院の基本情報や魅力、おすすめポイントについてまとめました。
関西の受験生から人気の高いロースクールですね!
魅力は教育内容やカリキュラム上の強み、おすすめポイントは教育の質や環境について言及しました。ロースクール選びの参考にしてください。
コンテンツ
同志社大学法科大学院の基本情報
まずは、同志社大学法科大学院(同志社ロー)の基本情報からご紹介していきます。
入学定員・収容定員・在籍者数
同志社大学法科大学院の入学定員と収容定員、現在の在籍者数は次の通りです。
入学定員 | 70人 |
収容定員 | 210人 |
在籍者数 | 167人(2024年5月1日現在) |
入学金・授業料
入学金と授業料は次の通りです。
入学金 | 単位授業料
(1単位につき) |
教育充実費 |
20万円(同志社大学出身者は10万円) | 3万7千円 | 15万7千円 |
参考:同志社大学法科大学院「法科大学院学則」
所在地
参考:同志社大学法科大学院「アクセスマップ」
同志社大学法科大学院のメインキャンパスは室町キャンパス寒梅館(京都市上京区烏丸通上立売下ル)です。京都市営地下鉄「今出川」駅から徒歩1分の好アクセスとなっています。
司法試験合格率
同志社大学法科大学院の2023年司法試験の合格率と合格者数は次の通りです。
受験者数 | 最終合格者数 | 合格率 |
87 | 29 | 33.33% |
参考:法務省「令和5年司法試験法科大学院等別合格者数等」
▼同志社大学法科大学院の司法試験の結果詳細▼
同志社大学法科大学院の魅力
ここからは、同志社ローの魅力についてご紹介させて頂きます。
- 国際法務教育が充実している
- 段階的な基本カリキュラムが充実している
- 司法試験に配慮した教育方針が掲げられている
ここでは、上記3点に絞って簡潔に魅力をご紹介します。
魅力①:国際法務教育が充実している
同志社大学法科大学院では、建学理念に基づき国際法務教育が充実しています。
実際、同大学院は、アメリカ法やEU法、アジア法など外国法科目を多数配置。座学に加えて、外国法実地研修や海外インターンシップといった実体験に根ざした渉外法務教育にも力を入れています。
同大学院は、座学とともに体験型の授業を通じて、国際的な法的紛争に的確に対応するための知識と技能が修得できるのが強みといえるでしょう。
魅力②:段階的な基本カリキュラムが充実している
同志社大学法科大学院では、段階的な基本カリキュラムが充実しています。
まず1L(法学未修了者1年次)で取り組むのが、基礎科目の受講を通じた基礎学力の修得です。
2L(法学未修了者2年次、法学既習者1年次)以降は、事案の法的分析に基づく法解釈、紛争解決提案を説得的に他人に示すためのアウトプットのトレーニングを受けられます。
いずれの開講科目も、1クラス約10〜15人の少人数教育体制です。高い教育密度の中で、確かな基礎学力に基づく安定した法的思考力や分析力、表現力などが身につけられるでしょう。
魅力③:司法試験に配慮した教育方針が掲げられている
同志社大学法科大学院では、司法試験に配慮した教育方針が掲げられています。
その教育方針に基づく教育内容となっているのが、学期末試験です。演習科目の学期末試験では、長文の事例問題が出題されるため、司法試験の問題回答に必要な問題解決能力や法的文書作成能力をどの程度身につけられたかが確認できます。
夏期や春期の長期休みに開かれる特別ゼミでも、科目ごとの論文式試験対策が可能です。具体的には、各自で作成した起案についての添削指導が受けられます。
このほか、司法試験終了後の講評会や、教育・司法試験合格者による勉強会も開催されます。
司法試験合格を目指すうえでは、これらの教育サービスをフル活用するとよいでしょう。
魅力④:文章作成指導が充実している
同志社大学法科大学院では、文章作成指導が充実しています。
例えば、H群2類で開催される「法律文書作成」では、実務演習科目(B群科目)で学んだ要件事実、事実認定をもとに、訴状や起訴状などの準備書面を起案するための基礎演習が可能です。同じくH群2類で開催される「法律実務演習」でも、要件事実、法律文書起案の基本スキルなどを前提として、文書作成の応用力の指導が受けられます。
法律文書作成に関する科目は他大学のロースクールでも開講されていますが、同大学院では、文章作成指導への注力を前面に出している点が特長といえるでしょう。
同志社大学法科大学院のおすすめポイント
続けて、同志社ローのおすすめポイントのご紹介です。
- 渉外法務教育や海外留学・研修プログラムがある
- 給付型奨学金が手厚い
- 指導体制がきめ細かい
- サポート体制が充実している
ここでは、上記の4点に絞ってご紹介させて頂きます。
おすすめポイント①:渉外法務教育や海外留学・研修プログラムがある
同志社大学法科大学院には、国際教育の理念に根差した、渉外法務教育や海外留学・研修プログラムがあります。
渉外法務教育では、提携している海外の法律事務所やNGO(非政府組織)で、短期研修を受講可能です。研修を受けられるのは、シンガポールのJTJB国際弁護士事務所や、ドイツのテイラー・ウェッシングなど有名どころばかり。第一線の現場で、外国法の知見を学ぶことができるでしょう。
海外留学・研修プログラムでは、ミシガン州立カレッジ・オブ・ロー(MSU)との協定として「ダブルJ.D.プログラム」があります。このプログラムを利用すれば、同大学院の在学生・修了生はMSUのJ.D.プログラムに転入することが可能です。転入後は、同大学院で取得した単位が認定されるため、通常3年かかるJ.D.取得を2年に短縮することができます。
おすすめポイント②:給付型奨学金が手厚い
同志社大学法科大学院では、給付型奨学金が充実しています。給付型奨学金は次の通りです。
第1類奨学金(2年間継続型) | 登録単位数に応じた年間授業料相当額が2年間支給されます(法学既習者のみ)。 |
第2類奨学金(単年度給付型) | 登録単位数に応じた年間授業料相当額が1年間支給されます。 |
第3類奨学金(単年度給付型) | 登録単位数に応じた年間授業料相当額の半額が1年間支給されます。 |
修学支援奨学金(単年度給付型) | 1単位当たり8,000円が支給されます。 |
上記4種類の給付型奨学金のほかに、同志社大学独自の奨学金として次の奨学金があります。
司法研究科特別支援奨学金 | 全ての同志社大学出身者に入学金相当額10万円が支給されます。 |
司法研究科貸与奨学金 | 希望者全員に学期ごとの授業料相当額またはその半額が無利息で貸与されます。連帯保証人が2人必要です。 |
おすすめポイント③:指導体制がきめ細かい
同志社大学法科大学院では、きめ細かい指導体制が敷かれています。
その代表に挙げられるのが、基本科目の演習での習熟度別クラス編成です。具体的には、Aクラス(司法試験に上位で合格できる学力を練成するクラス)と、通常クラス(基礎学力を確認しつつ確実に司法試験に合格できる学力を練成するクラス)が設けられ、習熟度に応じた学習指導が実現されています。
若手弁護士による学修支援制度「アカデミック・アドバイザー(AA)」も優れた制度の1つです。AAでは、必修科目の授業進度に合わせ、その科目の攻略に直結する重点項目を、実務家としての視点を加えてわかりやすく解説してもらえます。教員の指定した復習課題の到達度チェックも可能です。
おすすめポイント④:サポート体制が充実している
同志社大学法科大学院では、サポート体制が充実しています。
例えば、オフィス・アワーでは、授業や自習に生じた質問に対し、全専任教員が対応。一定の曜日・講時に質問を受け、学修状況を点検する学習指導も実施してもらえます。
充実しているのは、在学中のサポートだけではありません。同大学院修了後も、自習室や図書室を利用でき、申請すれば、受験後も延長利用も可能です。
学内ギャラリー
まとめ
本記事では、同志社大学法科大学院の基本情報や魅力、おすすめポイントについて説明しました。
上述の通り、同志社大学法科大学院は、教育の内容や質、教育環境に優れた名門ロースクールです。同志社大学法科大学院で法学を学べば、国際法学の知識や、優れた法曹になるための技能をしっかり身につけられるでしょう。
本記事が、ロースクール選びの参考になれば幸いです。
▼同志社ロー関連記事▼
コメント