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関西学院大学法科大学院の入試・入試対策情報
募集人員
◆既修コース
| 全体 | 20名 |
| 一般選抜 | – |
| 特別選抜(5年一貫型) | 若干名 |
| 特別選抜(開放型) | 若干名 |
◆未修コース
| 全体 | 10名 |
出願・入試時期
◆一般選抜
| A日程 | B日程 | C日程 | |
| 出願期間 | 2024年7月9日(火)~7月23日(火) | 2024年8月13日(火)~8月27日(火) | 2025年1月14日(火)~1月28日(火) |
| 試験日 | 既修者:2024年8月3日(土) | 既修者:2024年9月7日(土) | 既修者:2025年2月8日(土) |
| 未修者:2024年8月4日(日) | 未修者:2024年9月8日(日) | 未修者:2025年2月9日(日) |
◆5年一貫型
| A日程 | |
| 出願期間 | 2024年7月9日(火)〜7月23日(火) |
| 試験日 | 2024年8月2日(金) |
◆開放型
| A日程 | C日程 | |
| 出願期間 | 2024年7月9日(火)〜7月23日(火) | 2025年1月14日(火)〜1月28日(火) |
| 試験日 | 2024年8月3日(土) | 2025年2月8日(土) |
試験科目、評価項目・配点
◆一般選抜
| 入試形態 | 入試区分 | 筆記試験 | 面接試験 | 学部成績 | 特性・加点 | 合計点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 既修者 | 早期卒見 | 350点 | ー | 200点 | 10点 ※1 | 550点 |
| 卒見 | 350点 | ー | 100点 | 450点 | ||
| 新卒 | 350点 | ー | 50点 | 400点 | ||
| 既卒 | 350点 | ー | ー | 350点 | ||
| 未修者 | 早期卒見 | 200点 | 50点 | 150点 | 10点 ※2 | 400点 |
| 卒見 | 200点 | 50点 | 100点 | 350点 | ||
| 新卒 | 200点 | 50点 | 50点 | 300点 | ||
| 既卒 | 200点 | 50点 | ー | 250点 |
◆5年一貫型
| 入試形態 | 筆記試験 | 面接試験 | 学部成績 | 特性・加点 | 合計点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 既修者 | ー | 50点 | 100点 | 10点 ※1 | 150点 |
◆開放型
| 入試形態 | 筆記試験 | 面接試験 | 学部成績 | 特性・加点 | 合計点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 既修者 | 300点 ※3 | ー | 250点 | 10点 ※1 | 550点 |
関西学院大学法科大学院の司法試験の合格実績
関西学院大学法科大学院の司法試験の結果は以下のとおりです。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |||
| 短答 | 論文 | 短答 | 論文 | 最終 | ||
| R01 | 63 | 42 | 12 | 66.7% | 28.6% | 19.0% |
| R02 | 46 | 26 | 10 | 56.5% | 38.5% | 21.7% |
| R03 | 34 | 22 | 10 | 64.7% | 45.5% | 29.4% |
| R04 | 29 | 20 | 7 | 69.0% | 35.0% | 24.1% |
| R05 | 31 | 21 | 5 | 67.7% | 23.8% | 16.1% |
関西学院大学法科大学院の就活・進路情報
検事任官者数
関西学院大学法科大学院出身の検事任官者数は以下のとおりです。
| 73期 | |
| 74期 | |
| 75期 | |
| 76期 |
判事補採用内定者数
関西学院大学法科大学院出身の裁判官任官者数は以下のとおりです。
| 73期 | |
| 74期 | |
| 75期 | |
| 76期 |

クチコミ一覧
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関学ローの良い所と注意すべき所
・教員・授業の質(ソクラテスメソッドの雰囲気、質問のしやすさ、実務家教員の指導など)
ソクラテスメソッドの雰囲気は、授業(担当教員)によって異なるというのが正直なところです。あらかじめ配布されたレジュメに記載されている設問を順番に学生を当てていく教員もいれば、レジュメの設問以外のアドリブな質問を投げかけてくる教員もいますし、はたまた、条文の読み上げ程度しか学生の発言を求めない教員もいます。ただ、全体的には、特別難しい質問をしてくる教員は少なく、あらかじめ配布された資料などに目を通しておいて、その範囲内で答えれば問題ないような雰囲気の教員が多いです。また、教員によっては、質問を次の学生にパスすることを認めているようでもありました。なお、必修科目を中心に、授業内容は録画され学内で公開されていますので、たとえば過年度の授業録画をあらかじめ視聴してソクラテスメソッドの内容を想定しておくというのもアリかもしれません……
教員に対する質問は、少人数な授業が多いこともあって、かなりしやすいと思います。主に授業後に、授業中にまだ理解が及ばなかったところを質問するという学生が多かったと思います。親身に答えてくれる教員が多かった印象です。
また、いわゆる質問とは趣旨が異なりますが、学生1人につき1人の教員が担任のような形でマッチングされ、およそ学期ごとに1回、担任教員との面談の機会が設けられています。面談では、学習の振り返りと今後の学習計画について、まさに質問などを繰り返しながらざっくばらんに話すことができ、それ以降の学習方針の見直しができるので、良い制度だと思いました。なお、担任教員は自動マッチングで、学生側が指定できるわけではありません。
実務家教員は、刑事実務科目を除いて、主に民法などの民事系科目を担当することがほとんどです。
たとえば「民事ローヤリング」という必修科目では、弁護士である実務家教員の指導の下、内容証明郵便の起案や模擬法律相談、合意書の作成といった実務的な内容を学ぶことができます。私自身は興味深い体験でしたが、やはり直近の司法試験の対策には直結しない授業内容で、しかも法律相談のための準備などがやや大変であったりするので、あまり乗り気にならないという学生も少なくはなかったように思います。ですので、必修科目にこういうものがあるという点は好みが分かれるとは思いますので、注意してください。
意見箱が設置されていたり、授業アンケートがきちんと行われていたりするので、何かロースクール全体や教員、授業について言いたいことがあれば、そこで匿名で伝えることもできます。
教員については、特に「行政法」の教員と「民事裁判実務」の教員は、それぞれ全国的にも著名なあの書籍の著者ですので、こうした教員から直接指導を受けられるのはかなり他のロースクールよりもアドバンテージを得られると思います。他方で、選択科目の教員はほとんどが関学ロー外部からの講師で構成されているので、学生側から主体的に行動しないと、授業以外での選択科目教員とのコミュニケーションは希薄になりがちかもしれません。
司法試験の論文式過去問についても、演習などの授業内で取り扱う教員もいれば、一切取り扱わない教員もいます。
・学習環境(自習室、個人ブース、利用可能時間、図書の充実度)
在学生には1人1つの自習机(キャレル)が保障されています。自習机自体がとても大きいとは言えませんが、収納スペースとコンセントもありますので、日頃の勉強で基本書を開きながらパソコンなどで作業することには支障のない広さだと思います。キャレルはかなり十人十色の使い方をされています。なお、キャレルは入学時は自動的に指定されていますが、年に1度夏休みに席替えがあります。
自習室を含めたキャンパス全体の利用可能時間は、毎日7:30~23:00です。ただし、お盆と年末年始の数日間は立入りできません。キャンパスは、駅に直結していて利便性は最高レベルだと思います。キャンパスに立入るためには、学生証(カードキー)が必要になります。キャンパスは、ビルの7〜9階に全てが集約されていて、7階が事務室など、8階が教室と資料室(図書室)、9階が自習室や休憩スペース(ラウンジ)などとなっています。全体的にコンパクトに収まっていて、移動は階段の上り下りだけです。トイレも含めてキャンパス内は綺麗です。ただ、食堂などは併設されていないので、昼食は各々持ち寄るか、近所のコンビニやスーパーで購入してラウンジで食べることが多いです。
資料室もコンパクトなものですが、法律科目と選択科目に関する書籍は一通り揃っていて、コピー機も2台設置されているので、あまり不便には感じないと思います(コピーカードも配布されます)。また、いわゆる予備校本もいくつかは配架されています。ただ、資料室内の座席は少なめです。
司法試験CBT化により定期考査も原則CBTで実施されていますが、CBT試験用のパソコン教室があるわけではなく、学生各自のノートパソコンを用いて回答することになっている点には注意です。
給付型の奨学金制度が充実しています。毎年8月ころに実施されるA日程入試で合格できれば、少なくとも入学後最初の1年は学費はほとんどかかりません。ただ、その後も奨学金の給付を継続するためには、進級するごとにGPAで一定程度の成績を確保しておく必要がありますので、ご注意を。
いわゆる留年率は、まあまあ高めだと思います。特に2年次から3年次へ進級するのが難しいとされています。なかでもいくつかの民事系の必修科目が鬼門とよく言われていて、留年は回避したもののこれらの科目の単位は取れずに再履修という人は少なくなかったです。
なお、キャンパス内は全館禁煙です。
・周囲のレベル・雰囲気(既修・未修の壁はあるか、自主ゼミの組みやすさ、学生のモチベーション)
既修・未修の壁については、なかなか確実なことをいうのが難しいです。私たちの代は、既修・未修問わず合格者が居ましたので、あまり壁の存在を感じたことはないですが、以前は未修の合格率が芳しくなかった時期もあったようです。
一方で、在学中受験資格者については、かなりその数を絞っているように思います。私が入学した年度以降には在学中受験資格の取得のための学内でのハードル(要件)が緩和されたようですが、依然として、在学中受験資格取得者は、去年と今年で、2〜3名ずつとなっていて、あまり大幅に増員させるつもりはないのかもしれません。人数を絞る理由は定かではありませんが、早期の合格実績よりも確実な合格実績のほうを重視しているのかもしれません。早い司法試験受験・合格を目指している方は、特にこの点にはよくよく注意してください。
なお、いわゆる3+2コースで関学の学部から早期卒業して入学する学生も多いですが、なかなか修了まで順調に進級できる学生はそのなかでも多くはないように思います。逆にいうと、他の大学から入学してきても、入試を突破してきちんと2〜3年間勉強すれば修了し司法試験にも合格できますので、出身大学はあまり関係ないと思います。
自主ゼミは組みやすいと思います。「土曜ゼミ」という制度を用いて司法試験直前期までゼミを組む学生も少なくなかったと思います。9階には、数名でゼミや勉強会を開ける多目的室もあります。
学生のモチベーションは、人それぞれと言ってしまえばそれまでですが、全体としては、少数精鋭という雰囲気もありますので、低くはないと思います。司法試験直前期まで、学生のモチベーションを維持するために、いろいろな教員が演習の授業などを通じてアドバイスをしてくれます。もちろん任意参加です。
・就職・進路支援(エクスターンシップ先の種類、事務所説明会の有無)
「エクスターンシップ」という授業が開講されており(必修科目ではありません)、ある程度は学生の希望するような場所でエクスターンがなされていると思います。また、キャリアコンサルタントも在籍していて、秘密が守られながら、さまざまなことを相談する環境も整えられています。
事務所説明会については、学生用のサイトの掲示板を通じて各法律事務所や弁護士会から受けた説明会等の情報を共有されることが多いです。キャリアガイダンスというイベントも開かれているようです。
基本的なキャリアに関する情報提供はこれくらいで、特別キャリアに力を入れているような雰囲気は、少なくとも私は感じませんでした。
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面倒見の良いロースクール
成績上位であること等支給継続要件はあるものの、A日程合格者は学費免除。その他の入試日程で合格した場合でも成績上位であれば半免になる等奨学金制度が充実している。
西北キャンパスはビルキャンパスのため規模は縮小しているが、上ケ原キャンパスより交通の便が良く立地は抜群。
資料室は予備校本も置いてあり充実している。
学習サポートとしては、定期試験の過去問や昨年度の授業映像がデーターベースにupされている。また、在学生及び研修員向けのOBOG弁護士による土曜ゼミ(自主ゼミ型、講座型、通信添削型)により、過去問添削等を受けられる。
※在学生は別途料金なし、卒業生は研修員登録(年間1万円)が必要。
上記の通り、年間1万円で研修員登録ができ、研修員であればキャレルの使用権を含めた施設利用が可能。
授業の質は教授によって差があるが、基本的にはどの教授も熱心で面倒見が良い(依頼すれば司法試験過去問や問題集の答案を添削してくれる)。特に2022年度の研究科長でもある実務家教員による民法演習、民法総合演習や基本行政法の著者による行政法、ND教授の会社法、M教授及びI教授の憲法、刑訴がおすすめ。実務系科目の質も良いと思われる。
ただし、成績評価はシビアなため留年率が高いところが難点。
ローの予習復習に追われたくない人には向いてない。
入学予定者向けの勉強会や聴講制度もあるため、入学前に参加して自分に合うか確かめることをおすすめする。
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