レビュー: ハイレベル

3.5
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・司法試験合格率が高く、日本一といって差し支えない。既修であれば9割以上が修了後1回目の試験で合格する。反面未修の合格率は低迷気味である。在学中受験については、現時点ではわからない。

・自主ゼミが活発。基本的に学生はみな学習意欲が強い。外部生(京都大学以外の大学の出身者)も多い。体感として、京大・阪大・神大・同志社の出身者が多いが、関東の大学の出身者も相当数いる。社会人経験者も一定数いる。

・講義は司法試験に役立つものもあればそれほど役立たないものもある。この点は担当教員にも左右される。教員の質問対応は概ね良い。科目や教員にもよるが、予習の負担は重い。試験は期末試験のみ(中間試験はない。)。成績評価は期末試験と平常点による。2年次前期(既修1年目)で要件事実をたっぷり扱う点は予備試験受験生に優しいといえる(ただし、講義・試験のレベルは予備論文のそれより数段上。)。私立ほど司法試験対策を意識した講義を展開しているわけではないと思う。

・法科大学院自習室は平日・土日祝とも8:30~23:45開室。コンセント付き・棚付きで固定席制。法科大学院書庫の書籍を自席に持ち込める席と持ち込めない席とがある。ほか、平日は原則終日開室(ただし、9:00~10:00は使用不可。)の自習室(すべての京大生が利用可能。)がある。蔵書数は日本の大学の中でもトップクラスだが、いわゆる予備校本は少なめ。また、各学生にロッカーが与えられる。

・就職は強いが、学生の就活意識は東大や慶應に比べるとやや低め。いわゆる五大事務所の志望者も東大や慶應ほど多くない印象。比較的関西志向が強く、大手志向は弱い。企業法務志向は強い。75期の五大入所者においては、ロー修了者では東大に次いで多数を占める。任官・任検・研究者志望も若干名いる(他のローと比べて数が多いか少ないかは知らない。)。

・生活環境に関して、家賃は安め。大学周辺にはスーパーマーケットや薬局、コンビニ、ファストフード店や食堂など、日常生活において必要な施設が一通り揃っている。学食は夜まで営業している(日曜は閉店)。生協では予備校本を含む法律関係の書籍を豊富に取り扱っている(ポイント還元により、実質1割引)。

・入試に関して、憲法の統治分野と狭義の商法・手形法がほぼ必ずと言ってよいほど出題される(手形法については今後も出題が続くかどうか、疑問。)。民事訴訟法と行政法の出題範囲が限定されていることに注意。試験時間は11時間とかなり長め。黒のボールペン・万年筆以外は使用不可(解答はもちろん、下書きや問題文への書き込み等にも使うことはできない。この点は期末試験も同様。)。最新のデイリー六法が貸与される。書類点が総点に占める割合が大きく、京大生はかなり有利。

講義・授業
5.0
設備・施設
2.5
立地・アクセス
2.5
学習支援
4.0
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