① 講義・授業
コア・カリキュラムに沿った平均的な授業だと思います。授業に関しては、担当される先生との相性や学生の好みもあるところですが、独自説のみを評価するような先生はまずいないですし、質問にもきちんと対応してくださります。もっとも、司法試験を意識したいわゆる受験テクニック等の紹介はほとんどありません。予備校のような授業とは異なり、事前予習課題で判例等を調べて、授業でソクラテスメソッドで答えるというのがメインとなります。
② 設備・施設
商業施設の1テナントであるため、キャンパスというわけではなく、一般的な大学院と比べあまり広くはありません。その分、学生も多くはないため、使いやすくはあります。図書館の書籍は揃っていますし、図書購入リクエストもほぼ通ります。
自習室は1人1席の固定席があり、ロッカーも使用可能です。プリンターは自習室に置いてあるものを使うことがメインとなりますが、印刷用紙は自分で用意する必要があり、またスキャナーはありません。コピー機は図書館に置いてあり、1枚10円で使用できます。
その他にも、ゼミ室もあります。
③ 立地・アクセス
六本松駅は、博多駅と繋がったことでアクセスはよくなりました。天神駅からも15分ほどで着きます。ただ、キャンパスというわけではありませんので、学食や生協がありません。六本松周辺の飲食店は高価な店も多く、コンビニやファストフードで済ませる人も多いです。
④ 学習支援
九大の先生方は基本的に伊都キャンパスから来られるため、ロースクールに研究室はありません。授業でいらっしゃった時以外は、メールやオフィスアワーで質問などのサポートを受けることなります。
これ以外にも、「支援会」という有料のゼミがあります。これは修了生が講師となって代々受け継がれるレジュメや勉強方法を伝授し、答案を添削したり講義したりするものです。九大生の合格は支援会の支えが非常に大きいです。