九州大学法科大学院は、自習に特化した環境が整っていると考えます。大きな理由として、他の法科大学院の図書館にはあまりない、予備校の教材が数多く揃っています。このような環境で、予備校教材に加え、法科大学院の授業が加わることでより理解が深化する環境が整っていると考えます。そして、建前としてはやはり司法試験対策の授業を行ってはいけないということにはなっていますが、既習1年目の授業ではほとんどの授業において、司法試験又は予備試験の過去問を取り扱うこと自体はあります。ただ、やはり講義スタイルの授業も多く、インプット中心の授業かアウトプット中心の授業か、この点は別れています。ただ、インプット中心の授業においても、答案の書き方等については触れられるのでその点については安心できると考えます。私が1番感じたのは、行政法の授業については特に、苦手な人におすすめできると考えていて、他の科目は一通りの学習が終了している前提ではありますが、行政法についてはまだ完全に一通り終えていない前提での授業でした。受験生が後回しにしがちな行政法をかなり手厚く救ってもらえた点についてはかなりよかったと感じました。
なお、九州大学自体は各地にありますが、九州大学法科大学院は六本松と、各地から非常に優れた立地になっています。